専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
格闘技・プロレス

中野たむ、なつぽいとのケージマッチの激闘を制す! 「けちょんけちょんにしてやる!」と“第2回戦”へ闘志【スターダム】

THE DIGEST編集部

2022.06.27

なつぽいとの激闘を勝ち切った中野が、2回戦へと弾みをつけた。(C)Rinco

なつぽいとの激闘を勝ち切った中野が、2回戦へと弾みをつけた。(C)Rinco

 6月26日、ブシロード傘下の女子プロレス団体「スターダム」は、『STARDOM Fight in the Top 2022~名古屋でら頂上決戦~』愛名古屋国際会議場イベントホール大会を開催。セミファイナルでは、中野たむとなつぽいが因縁のシングルマッチ、それもケージが張られる特設リングで対戦した。
【動画】身体を張った激闘! 中野となつぽいのケージマッチをチェック

 かなり緊張した表情で入場したなつぽいに対して、中野は普段と変わらぬ入場パフォーマンスでリングイン。セコンドがケージの鍵を施錠すると、スターダム初のケージマッチが幕を開けた。

 近くで睨み合ったまましばらく動かない両者。先に仕掛けたのは中野だった。ケージでリング下に落ちれないのを利用してパンチを連打。すると、ケージになつぽいの額を押しつけると張り手を放って、相手に反撃を与える隙すら作らせない。

 かたや、なつぽいはドロップキックで中野をエプロンに落とすと、仕返しとばかりに、ケージに相手の額をぶつけていく。さらに膝とケージに頭を挟み押さえつけ、さらにはフットスタンプでたむにダメージを与える。

 ここで、なつぽいが上手く丸め込み3カウントを奪取するが、この試合はケージからエスケープしなければ試合が終わらないルール。まだまだ試合は終わらない。

 すると、今度は中野が丸め込み3カウントを奪取も、なつぽいがトップロープで追いつき、雪崩式のジャーマンスープレックスを炸裂。そしてケージの最上段に跨った2人は声を張りあげながら張り手合戦を展開するも、リング内に落下してしまう。
 
 鼓舞する場内からの手拍子に、気迫で立ち上がった中野はトワイライト・ドリームを炸裂させると、さらに滞空時間の長いバイオレット・スクリュー・ドライバーを披露。さすがのなつぽいはここでケージの外に逃れようとするが、力尽きてリング内へ落下。これを見た中野がエスケープし、2番勝負の初戦を制した。

 試合後、中野は「なっちゃん! あんたみたいに性格超悪くて、不器用なとこ分かってあげられるのは、たむだけしかいないから…ケージマッチはたむの完勝。もういいでしょう。2回も闘わなくていい。十分でしょう」と今回で打ち切りを提案する。

 しかし、なつぽいは「分かってあげられる? 何も分かってないよ! そんなこと言われて、ノコノコ引き下がる私じゃないでしょ。私はは絶対諦めない! たむちゃんを超えるまで、何度も何度も挑戦して諦めないって言ってんだろ!」と絶叫した。

 これに中野は「もちろん、そう言うことは分かってたよ。その憎まれ口を叩けないぐらい明後日の後楽園ホール、けちょんけちょんにしてやる! 後悔すんなよ!」と言葉を吐くと、退場していくなつぽいの姿を見つめた。

 なお、2戦目は28日の後楽園ホール大会で行なわれる。第2Rも死闘になるのは間違いない。

◆スターダム◆
『STARDOM Fight in the Top 2022~名古屋でら頂上決戦~』
2022年6月26日
愛知・名古屋国際会議場イベントホール
観衆 1213人(満員)
▼シングル2番勝負①/ケージマッチ(時間無制限3カウント&エスケープルール)
○中野たむ(25分05秒 3カウントからのエスケープ)なつぽい●

取材・文●どら増田
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号