10月2日、フィギュアスケートの東京選手権がダイドードリンコアイスアリーナで行われ、ショート7位の本田真凜はフリー88.01点、合計138.54点で8位。表彰台は逃したが、11月4日の東日本選手権(群馬・ALSOKぐんまアイスアリーナ)へ進出が決定し、年末の全日本選手権へ一歩近づいた。
9月30日のショートではまずまずの演技を披露した本田だったが、この日は精彩を欠いた。冒頭の3回転ループ+2回転トウループ+2回転ループを着氷しリズムをつかんだに見えたが、3つ目の3回転サルコウで転倒。後半もコンビネーションジャンプが1回転になるなど、次第に体力が落ちてきて動きも鈍く、”真凜スマイル”は影を潜めた。「1つ失敗した後に“どうしよう”というのが良くなかった。試合になった時の呼吸の仕方も良くなくて、自信を持って演技をすることが次からは必要」と反省を口にした。
この日のフリーは『ムーランルージュ』。過去には、18年平昌五輪アイスダンスで、テッサ・バーチュ&スコット・モイヤー(カナダ)がフリーダンスで演じ金メダル。16年世界選手権銀メダルのアシュリー・ワグナー(米国)も2度演じた名プログラムだ。「テッサさんとスコットさんのムーラン・ルージュが好きです。アシュリー・ワグナーさんのも好き。また違った良さを出せたらいいなと思いますし、自分の中で『このプログラムが好きだ』と思えるような、自分の良さを作れたらいいなと思います」と、新プログラムの抱負を語った。
振り付けは10年バンクーバー五輪銅メダリストの髙橋大輔を指導した宮本賢二にお願いした。「久しぶりに新しいプログラムで、日本人の振付師は久々だった。宮本先生は小さい時から知っている先生で、初めて試合のプログラムをしてもらいました。自分の意見や考え、リクエストを尊重してくれる。今日も良かったと褒めてくれました」と、宮本氏との新コンビに手応えを感じた。
さらに「宮本先生は自分に自信を与えてくれる先生で、やっていてすごく心地が良いです。久しぶりに新しいプログラムで新鮮な気持ちだし、ストーリーがあって新しい自分を出せると思う。もっとできるようになりたいです」と、プログラムの更なる向上を誓った。
「普段の練習や6分間練習とか状態としてはすごく良いので、あとはタイミングや呼吸の仕方。あとちょっとのズレを直せば、ガラっと良くなると思う。技術的には去年以上にできているので、その練習を東日本までやっていきたい」。12月の全日本選手権には妹・望結との姉妹出場が叶わなかったが、技術も精神面も上積みする期間はまだ十分にある。本田は静かに、次戦の東日本選手権へ視線を向けた。
女子シングルで優勝したのは江川マリア。フリー123.22点、ショートとの合計は187.58点だった。後半のジャンプでミスが出たが、うまく演技をまとめた。2位は今シーズン、シニアデビューした住吉りをん。冒頭に大技の4回転トウループに挑戦したが、惜しくも転倒。「練習と同じような感覚で入ることができました。少し回転のつけ始めが遅かった。気持ちの問題というより、さらに技術の向上があれば直せそうな課題だと思いました」と、前向きにとらえた。
また、今季はグランプリシリーズにも参戦し、海外の選手たちと戦うことが増える住吉は「スケートの伸びが私の持ち味だと思うので、ジャンプが失敗したとしても大崩れしない所が強みだと思う。自分の伸びやかな部分、スピンだったりステップをさらに持ち味として頑張っていきたい」と、強豪スケーターたちと戦っていく覚悟を改めて示した。
構成●湯川 泰佑輝(THE DIGEST編集部)
【関連記事】本田真凜が妹・望結と公式戦出場!宇野昌磨との交際質問には笑顔「見守って頂きありがとうございます! あはは」
【関連記事】「スケートができて楽しい」女優とスケーターの“二刀流”、18歳本田望結が東京選手権に登場! 弾ける笑顔で滑り切る
【関連記事】「エゲツなく可愛いっす!」本田真凜が公開した艶やかな“振袖姿”にファン歓喜!「相変わらず女神だな」
9月30日のショートではまずまずの演技を披露した本田だったが、この日は精彩を欠いた。冒頭の3回転ループ+2回転トウループ+2回転ループを着氷しリズムをつかんだに見えたが、3つ目の3回転サルコウで転倒。後半もコンビネーションジャンプが1回転になるなど、次第に体力が落ちてきて動きも鈍く、”真凜スマイル”は影を潜めた。「1つ失敗した後に“どうしよう”というのが良くなかった。試合になった時の呼吸の仕方も良くなくて、自信を持って演技をすることが次からは必要」と反省を口にした。
この日のフリーは『ムーランルージュ』。過去には、18年平昌五輪アイスダンスで、テッサ・バーチュ&スコット・モイヤー(カナダ)がフリーダンスで演じ金メダル。16年世界選手権銀メダルのアシュリー・ワグナー(米国)も2度演じた名プログラムだ。「テッサさんとスコットさんのムーラン・ルージュが好きです。アシュリー・ワグナーさんのも好き。また違った良さを出せたらいいなと思いますし、自分の中で『このプログラムが好きだ』と思えるような、自分の良さを作れたらいいなと思います」と、新プログラムの抱負を語った。
振り付けは10年バンクーバー五輪銅メダリストの髙橋大輔を指導した宮本賢二にお願いした。「久しぶりに新しいプログラムで、日本人の振付師は久々だった。宮本先生は小さい時から知っている先生で、初めて試合のプログラムをしてもらいました。自分の意見や考え、リクエストを尊重してくれる。今日も良かったと褒めてくれました」と、宮本氏との新コンビに手応えを感じた。
さらに「宮本先生は自分に自信を与えてくれる先生で、やっていてすごく心地が良いです。久しぶりに新しいプログラムで新鮮な気持ちだし、ストーリーがあって新しい自分を出せると思う。もっとできるようになりたいです」と、プログラムの更なる向上を誓った。
「普段の練習や6分間練習とか状態としてはすごく良いので、あとはタイミングや呼吸の仕方。あとちょっとのズレを直せば、ガラっと良くなると思う。技術的には去年以上にできているので、その練習を東日本までやっていきたい」。12月の全日本選手権には妹・望結との姉妹出場が叶わなかったが、技術も精神面も上積みする期間はまだ十分にある。本田は静かに、次戦の東日本選手権へ視線を向けた。
女子シングルで優勝したのは江川マリア。フリー123.22点、ショートとの合計は187.58点だった。後半のジャンプでミスが出たが、うまく演技をまとめた。2位は今シーズン、シニアデビューした住吉りをん。冒頭に大技の4回転トウループに挑戦したが、惜しくも転倒。「練習と同じような感覚で入ることができました。少し回転のつけ始めが遅かった。気持ちの問題というより、さらに技術の向上があれば直せそうな課題だと思いました」と、前向きにとらえた。
また、今季はグランプリシリーズにも参戦し、海外の選手たちと戦うことが増える住吉は「スケートの伸びが私の持ち味だと思うので、ジャンプが失敗したとしても大崩れしない所が強みだと思う。自分の伸びやかな部分、スピンだったりステップをさらに持ち味として頑張っていきたい」と、強豪スケーターたちと戦っていく覚悟を改めて示した。
構成●湯川 泰佑輝(THE DIGEST編集部)
【関連記事】本田真凜が妹・望結と公式戦出場!宇野昌磨との交際質問には笑顔「見守って頂きありがとうございます! あはは」
【関連記事】「スケートができて楽しい」女優とスケーターの“二刀流”、18歳本田望結が東京選手権に登場! 弾ける笑顔で滑り切る
【関連記事】「エゲツなく可愛いっす!」本田真凜が公開した艶やかな“振袖姿”にファン歓喜!「相変わらず女神だな」