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格闘技・プロレス

ゴング目前の寺地拳四朗vs.京口紘人“日本人対決”の大一番に米メディアが熱視線!!「統一戦の歴史の最新章を目にする」 

THE DIGEST編集部

2022.10.29

注目の日本人対決となった寺地(左)と京口(右)のマッチアップ。11月1日、さいたまスーパーアリーナで対戦する。(C) Getty Images

注目の日本人対決となった寺地(左)と京口(右)のマッチアップ。11月1日、さいたまスーパーアリーナで対戦する。(C) Getty Images

 宿命の一戦のゴングが目前だ。

 11月1日、さいたまスーパーアリーナでプロボクシングWBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗と、WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人による2団体王座統一戦が行われる。

【動画】完全アウェーのベルムデス戦! 京口紘人、勝負を決めた圧巻のラッシュは必見
 ここまで通算19勝を挙げてきている寺地は同王座を通算8度防衛の実績を持ち、プロキャリア唯一の敗北を昨年の矢吹正道戦で喫し陥落するも、今年3月のダイレクトリマッチで鮮やかにリベンジに成功し、チャンピオンに返り咲いた。

 一方、2階級を制覇してきている京口はこれまでプロ通算16戦全勝を誇り、今年6月のエステバン・ベルムデス戦で4度目の防衛を果たしている。今回の寺地戦は3年ぶりに日本のリングに上る。

 早くから各種メディアを通じて両者による「舌戦」も展開されるなど、緊張感が高まり続ける日本人王者同士による統一戦は世界中からの視線も集中している。

 アメリカのボクシングサイト『BoxingScene.com』ではこの試合の特集記事において、両雄に対する大きな期待を綴っている。

 記事では「2022年のベストファイトのひとつが数日後に迫っている。来週火曜日、間違いなく世界最高のライトフライ級2人が日本の埼玉で角を突き合わせる」とこの一戦を表現しており、さらに「テラジは今年3月にベルトを取り戻し、キョウグチも今年に入り勝利を収めた。両陣営とも、もう時間を無駄にしないという賢明な判断を下したのだ。ゴングが鳴れば、ファンは短いながらも満足のいく統一戦の歴史の最新章を目にすることになる」と試合への見込みを述べた。

 また、米老舗誌『Ring』でもこの試合を取り上げており、寺地、京口の過去の因縁をフォーカスしている。

 同メディアは「この2人の日本人ファイターはアマチュア時代に4度対戦し、3勝1敗でテラジが優位に立っていた。それ以来、両者は長い道のりを歩み、世界最高峰のライトフライウェイトの2人と広く見なされている」として、アマチュアでの対戦成績や現在のボクシング界での位置づけを記している。

 さらに「両選手は長年の知り合いであり、様々なイベントなどに参加する際にも親交がある」と関係を指摘しながらも、京口による「会ったら挨拶する程度(の間柄)。私たちはプロボクサーであり、チャンピオンだ」と語ったコメントも紹介している。

 10年ぶりとなる日本人王者の統一戦。激戦が予想される両者のぶつかり合いは、果たしてどんな結末を迎えるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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