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「オリンピック精神が感じられる」ロコ・ソラーレの敗戦後の「信じられない」姿を海外メディアが称賛!/北京五輪【2022名場面】

THE DIGEST編集部

2022.12.13

試合終了後にイギリスチームとハグや握手を交わすロコ・ソラーレ。 (C) Getty Images

 2022年のスポーツ界で印象的な出来事を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、北京五輪でフィーバーを巻き起こした日本代表のロコ・ソラーレをクローズアップする。快進撃を続けて挑んだ決勝でイギリスに3-10で敗れた彼女たちが見せた「勝者を敬う」姿には各国で賛辞が相次いだ。

記事初掲載:2022年2月20日
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 北京五輪最終日の2月20日、カーリング女子決勝が行なわれ、日本代表のロコ・ソラーレはイギリスに3-10で敗れ、銀メダルに終わった。

 第1エンドからイギリスが2点のリードを奪い優位にゲームを展開する。日本は得点を狙うも、要所でショットが精彩を欠き大量点につなげられない。中盤でも第5エンドにスチールで失点するなど劣勢が続き、迎えた第7エンド、イギリスに4点を奪われ、さらに点差を広げられる。

 そして第9エンド、イギリスが最終ショットで2点を追加し3-10となったところで、日本チームが「コンシード」の意思を示し、決勝戦が終了した。

 試合終了後、敗れた日本の選手たちはイギリスのメンバーと笑顔でのシェイクハンド、そして抱擁を交わすなど勝者に敬意を表した。また、観客席の両チームリザーブ選手やコーチも、同じく健闘を称え合った。
 
 欧州を拠点とするスポーツメディア『EURO SPORT』は決勝戦をレポートするとともに、終了直後のこの場面をフォーカスしている。

 同メディアは「決勝戦の終わりには、オリンピック精神が感じられる美しい場面があった」と注目し、「8人の対戦相手の間で長い抱擁が繰り返されるなど、日本チームからは信じられないほどのスポーツマンシップを確認することができた」と評した。

 前回の銅メダルを上回る、日本初の銀メダルを獲得したロコ・ソラーレ。その実力はもちろんこと、相手を称える清々しさも彼女たちの魅力だと言えるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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