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「q判定が妥当だ」羽生結弦の4Aの判定に欧州名物記者が異議!「他の4回転ジャンプに劣らない」/北京五輪【2022名場面】

THE DIGEST編集部

2022.12.14

SP8位から巻き返しを図った羽生は、フリーでは超大技を繰り出した。(C)Getty Images

 2022年のスポーツ界で印象的な出来事を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、北京五輪フィギュアスケート男子シングルのフリースケーティング(FS)で羽生結弦が前人未到の "4回転アクセル"に初挑戦したシーンを取り上げる。人類史上初の大技に挑んだ羽生に世界中が固唾を飲んで見守った。のちに、17歳(当時)のイリア・マリニン(米国)が羽生の挑戦に刺激を受け、9月に人類初の4回転アクセルを成功。フィギュア新時代の扉を開く、大きなきっかけになった場面と言える。

記事初掲載:2022年2月11日
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 北京五輪フィギュアスケート男子シングルのフリースケーティング(FS)が2月10日に行なわれ、羽生結弦は前人未到の "4回転アクセル"に国際大会で初挑戦。その歴史的瞬間に世界が注目した。

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 ショートプログラムで8位と出遅れていた27 歳は、「天と地と」の曲に合わせ、冒頭で前人未到の超大技に挑戦。結果は惜しくも着地で転倒となったが、ジャッジでは1/2回転不足ながらISUの公認大会で史上初めて同技が成されたと認められたのだ。
 
 この快挙に世界各国のメディアが称賛する一方、かねてより羽生の演技を愛す欧州衛星放送局『EUROSPORT』の名物解説者マッシミリアーノ・アンベシ氏は判定に不満を募らす。文面には「ユヅル・ハニュウの今日の4回転アクセルを何度か見直したが、他の4回転ジャンプに劣らない回転不足だと思う」と言い、こう続けた。

「つまりq判定(1/4回転不足)が妥当だろう。近いうちにまた見れることを願っています」

 ソチ、平昌と2大会連続金メダルながら、攻めの姿勢を貫き、ここまで苦しいトレーニングに耐えてきた羽生。それだけに歴史的快挙を成し遂げた27歳への厳しすぎる判決に納得できない人もいたようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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