格闘技・プロレス

フルトン戦が急浮上した井上尚弥を「世界最高のファイター」と米記者が評価! 日本での現地観戦を推奨「最も好きな国のひとつ」

THE DIGEST編集部

2023.01.21

スーパーバンタム級へ階級を上げた井上の初戦はフルトンと報じられている。(C)Getty Images

 瞬く間に拡散された"ビッグマッチの噂"に対し、早くもボクシング界から期待の声が相次いでいる。

 現地時間1月18日、米放送局『ESPN』を始めとする複数メディアは、前4団体世界バンタム級統一王者の井上尚弥(大橋)とWBC、WBOスーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(アメリカ)が、「対戦することで合意した」と報道。日程は未定だが、今年5月を目標に日本開催で交渉が進められているという。

 13日には、バンタム級で獲得した4本のベルトを返上し、スーパーバンタム級への転向を正式表明していた井上。ここまで24戦無敗(21KO)と文字通り敵なしの強さを誇るが、今回、対戦実現に向けて動き出したというフルトンも、21戦無敗(8KO)という圧巻のプロ戦績だ。この一報を受け、米記者からもさまざまな声が挙がっている。

 なかでも、米ボクシング専門メディア『Boxing Scene』のリポーターを務めるビクター・サラザール氏は、公式ツイッターを更新し、「日本は、私が今まで訪れたなかで最も好きな国のひとつだ」とコメント。「もしあなたが、イノウエvsフルトンを目当てに出掛けられるなら、ぜひとも行くことをお勧めしたい」と呟いた。
 
 さらに、現地時間20日のツイートでは、「フルトンが、世界最高のファイターと戦うと決めたんだ」と改めて投稿。どちらもボクシング界屈指のハードパンチャーというだけに、対戦が待ちきれない様子だ。今後、このマッチアップが正式なものとなれば、より世界中から熱い視線が注がれることは間違いないだろう。

 すでに米国内では、午前中にストリーミングサービス『ESPN+』で生中継する予定とも報じられている同カード。果たして今後は、どのような展開があるのだろうか。両者の動向を興味深く見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部

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