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格闘技・プロレス

ブーイングが歓声に変わる大乱戦に! ジュリアと雪妃真矢の遺恨マッチは両者リングアウトで決着【スターダム】

THE DIGEST編集部

2023.03.05

場外戦で激しい乱闘を繰り広げたジュリア(右)と雪妃(左)。この両者のマッチアップに会場も沸いた。(C)スターダム

場外戦で激しい乱闘を繰り広げたジュリア(右)と雪妃(左)。この両者のマッチアップに会場も沸いた。(C)スターダム

 3月4日、ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムはビッグマッチ『TRIANGLE DERBY Ⅰ~優勝決定戦~』東京・国立代々木競技場第2体育館大会を開催。セミファイナルでは赤いベルトことワールド・オブ・スターダム選手権試合としてチャンピオンのジュリアに雪妃真矢が挑戦した。

 アイスリボン時代から犬猿の仲だった2人が、舞台をスターダムに移して再び対峙する。ファンにとってワクワクさせられる大一番となった。ちなみにアイスリボン時代は3度シングルで対戦しており、先輩の雪妃が全勝している。

 先制パンチを放ったのはジュリアだった。テーブルを持って入場すると、記念撮影中にベルトで雪妃を殴打。場内が騒然とするなか、場外戦に持ち込んで「ロッシーとジュリアが大嫌いなんだろ」とテーブルを使ってさらに雪妃を打ちのめしていく。

 傍若無人なファイトに客席からブーイングが起こる。かたや雪妃はカウント18でリングに戻ると、試合を成立させるべく冷静に対応する。しかし、ジュリアは終始ケンカスタイルを貫く。その勢いは終盤になっても止まらなかった。

 次第に両者ともにエキサイトしていくなかで、雪妃も反撃。割れたテーブルの破片でジュリアを殴打すると、違うテーブルに乗せ、タイガードライバーを炸裂。テーブルクラッシュさせる大技をかましたのだ。
 
 激しく、泥臭く、技を打ち合った試合に、ブーイングがこだましていた会場のボルテージも高まり、歓声が上がるようになっていた。しかし、結局、両者ともに場外でカウント20を宣告され、遺恨試合は不透明決着に終わった。

 試合後、場内からは「延長コール」がこだました。するとジュリアは、「おい、クソ女。どうする? するかバーカ! 雪妃真矢、足元にお気をつけてお帰りください」とマイクで吠える。これに雪妃も引きあげながらノーマイクで「追放したかったのに求められたよ。いつかまた会うかもね。その時までアルヴェデルチ」と呼応。これにジュリアも「またな」と応えた。

 その時だった。突如としてリングに中野たむが登場。マイクを握ると、「ジュリア! あんたしけた顔してんねぇ。あんた言ったよね? ジュリアには中野たむが必要だって。私にもあんたが必要だ。スターダム最大のビッグマッチ(4.23)横浜アリーナ! ジュリアの相手は中野たむしかいないでしょ? この赤いベルト懸けて私と闘って欲しい」と挑戦表明したのだ。

 突然の挑戦表明にジュリアは「また中野たむかよ」と呆れ顔。そして、「月山(和香)の子守りは終わったんか?」と問うと「今の私たちならベルト懸けるだけで十分なんじゃねぇの? だがしかしよ、たむ! オマエをまた地獄に叩き落としてやるから楽しみにしとけよ。アルヴェデルチ、またな」と挑戦を受諾した。

◆スターダム◆
『TRIANGLE DERBY Ⅰ~優勝決定戦~』
2023年3月4日
東京・国立代々木競技場第2体育館
観衆 1919人
▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合(30分1本勝負)
<王者>▲ジュリア(17分57秒 両者リングアウト)雪妃真矢▲
※第15代王者が2度目の防衛に成功。

文●どら増田

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