格闘技・プロレス

スターダム摩訶不思議な “中野たむ対決” はホンモノの勝利「たむも多忙になってきたから影武者でも頼んでも良いかな」

どら増田

2023.05.14

左が中野たむ、右が中野たむ?(C) STARDOM

 ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムは若手中心のブランド『NEW BLOOD 8』5.12東京・品川インターシティホール大会を開催した。メインイベントでは"赤いベルト"ことワールド・オブ・スターダム王者の中野たむが、中野たむと対戦するという摩訶不思議なカードが実現。

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 試合前には、5.27東京・大田区総合体育館大会で、たむ"白いベルト"ことワンダー・オブ・スターダム王者の白川未奈と二冠戦の調印式をしていた同時刻に、スターダム事務所にもたむが現れて、たむのコスチュームと赤いベルトを持ち出す映像が流された。もちろん入場テーマ曲も同じ。なつぽいも増殖し、2人のなつぽいがロープを開けてたむを迎え入れる。

 試合は、たむのポーズをお互いに出し合い技も同じ。遠目から見るとレインボーカラーのコスチュームとパープルが入ったコスチュームを着用したたむが闘っているというのは分かるが、スピーディーな試合展開もあり、なかなか見分けがつかない。しかし、場外戦でキラーモードを発揮したたむが、「赤いベルトを舐めんじゃねえ」と赤いベルトのレプリカを破り、そのベルトを観客からブーイングが発生するほど、振り回したことで、もう1人のたむが半ば戦意喪失になったことから、2人のたむに差が出て来る。リング上でもボコボコに蹴りまくるたむ。これを耐えてジャーマンスープレックスで応戦したもう1人のたむだが、最後はホンモノのたむがタイガー・スープレックス・ホールドを決めてカウント3。ホンモノの面目を保った。

 試合後、マイクを持ったたむは「おいっ!中野たむ!中野たむの痛みを知ったか?私がホンモノの中野たむだ!ねえ、ニセモノさん。あなたはそんなにたむのことが好きなんだ?」ともう1人のたむに問うと、顔から出血が見えるもう1人のたむは「中野たむが勝って、そして中野たむが負けた…」とだけ言ってうずくまる。それを見たホンモノのたむは「そんなに中野たむだって言い張りたいんだ。だったらもっと心も体も強くなってから来てもらわないと困るなあ! そんなに中野たむだって言うんだったら、次は中野たむ姉妹として一緒に闘ってあげてもいいよっ」と言って手を差し出すともう1人のたむも握り返し、ホンモノのたむが手を挙げて称えた。またなつぽいも増殖したことから「中野たむとなつぽいの4姉妹でやっていこう」という意外な流れに発展した。
 
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「今はお姉ちゃんを見習って、もっともっと強い中野たむになりたい」