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モータースポーツ

角田裕毅、スペインGPでのアップデートに大きな期待感! 専門メディアは「昨季の10位入賞が最低限の目標」と指摘

THE DIGEST編集部

2023.06.01

モナコではブレーキ問題もあり15位に終わった角田。各国メディアの評価は総じて高かっただけに、次戦に期待が懸かる。(C) Getty Images

モナコではブレーキ問題もあり15位に終わった角田。各国メディアの評価は総じて高かっただけに、次戦に期待が懸かる。(C) Getty Images

 今週末、スペイン・バルセロナのカタロニア・サーキットで開催されるF1第7戦に向けて、アルファタウリの角田裕毅が意気込みなどを語っている。

 15位に終わったモナコGPでは、予選でQ3進出を果たして9番グリッドを手に入れ、決勝でも終盤に雨でブレーキの不具合を起こすまではポイント圏内の順位をキープするなど、申し分のないパフォーマンスを発揮し、過去5戦同様に各国メディアからは高い評価を下されることとなった。

【動画】熾烈なタイムトライアルとなったモナコGP予選
 昨季、スペインGPでは予選13番手から決勝では順位を上げて10位入賞。ポイントを獲得した数少ない(4)レースのうちのひとつであり、2年連続で好結果を残せるかどうかが注目されるが、角田はチームの公式サイトを通して、まずモナコでの週末を振り返ってから、バルセロナでのレースへの抱負も語っている。

「日曜日のレースで雨が降り出した瞬間までは、モナコでのドライビングを本当に楽しんでいました。フリー走行ではチームとして良い仕事ができたし、予選ではこのコースで初めてQ3に進出できました。レースも順調に進み、ピットストップのタイミングも良かったですが、ブレーキの問題によってトップ10に留まることが難しくなりました」

「昨季、10位フィニッシュでポイントを獲得したバルセロナで、再び調子を上げたいと思っています。モナコではアップデートに関連するデータをたくさん得られましたが、スペインのコースでは、アップデートがどのように機能するか、それらによって定期的にポイント圏内に入れるかどうか、より明確なイメージが確実に得られると思います」

 また、コースについては、「2019年のF3で初めてここでレースをし、翌年にF2の(フィーチャーレースとスプリントレースの)両方のレースで4位になりました。(今週末に向けては)シミュレーターで新しいレイアウトのコースを運転しました」と語り、さらに以下のようにより具体的に言及した。

「過去のレイアウトを憶えているドライバーは、(フェルナンド・)アロンソだけでしょうね!(ルイス・ハミルトンがF1デビューした2007年に設けられた)最終シケインがなくなりましたが、これは例年よりもはるかに速いラップになることを意味します。それによってオーバーテイクが楽になるのか、チャンスが増えるのかは分かりませんが、確認してみたいと思います」

「また、ラップの終わりに高速コーナーが2つあり、これがタイヤのデグラデーションに影響を与える可能性があります。実際、ここでは常にそれは高くなります。そのため、たとえ今季はタイヤのデグラデーションが少なかったとしても、別のアプローチが必要になります。以前は予選において、ラップを終えるまでタイヤがもたないこともありましたが、最後のコーナーが新しく高速化されたことで、トラクションの必要性が減りました。どうなるか確認したいと思います」
 
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