バレーボール

「非の打ち所がなかった」日本代表の“真骨頂”にブラジル指揮官も感嘆! 30年ぶりに歴史が動く【男子バレーVNL】

THE DIGEST編集部

2023.06.24

石川祐希(左)、高橋藍(右)らがブラジル戦で好パフォーマンスを披露した。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 日本男子バレーの真骨頂を見せた。

 国際大会『ネーションズリーグ』の第2週がフランスで行なわれており、現地6月22日、日本代表は五輪金メダル3回のブラジルと激突。フルセットの激闘の末、30年ぶりの勝利を収め、歴史を動かした。

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 開幕6連勝と勢いに乗る龍神NIPPONは、石川祐希、高橋藍、宮浦健人、小野寺太志、山内晶大、関田誠大、そしてリベロに山本智大をスタメン起用。25-23、25-21で2セット連取したものの、守備から流れを作ったブラジルに18-25、22-25とあっさりイーブンに戻された。

 それでもキャプテン石川を中心に、好調の高橋藍、さらに初スタメンの宮浦が奮起。最後は石川のサーブから髙橋藍が決めて18‐16で制し、目標とするベスト4へ大きく前進した。

 ブラジルバレーボール連盟によれば、試合後、レナン・ダル・ゾット監督は、「我々も勝とうと全力を尽くした。長丁場の大会なので試合展開を考えながら1戦1戦に集中している。そのなかで学ぶこともある。今回は、試合の出だしで遅れてしまった」と猛省したうえで、日本のパフォーマンスを絶賛した。

「日本は非の打ち所がなかったと称賛せざるを得ない。日本が良いプレーを続けるなか厳しい状況で我々は踏ん張り1点ずつ重ねた。結局タイブレークでは16‐18と僅差で負けてしまった」
 
 そして「互角のゲームになることは分かっていた。でもやってきたことを信じるしかなかった。我々は進化しているし、常に成長している。今はまだその旅の途中段階って感じだね」と前を見据えた。

 また16得点を挙げた相手OHのオノラトは、「この勝利は日本チームの手柄だと思う!彼らは準備がしっかり出来ていた」とも称えている。

構成●THE DIGEST編集部

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