韓国のフィギュアスケート界を担うトップスケーターの決断に注目が集まっている。
2023年の世界選手権で韓国男子初の銀メダルを獲得したチャ・ジュンファン(韓国)が、ブライアン・オーサー氏とのコーチ契約を終了したと、ロシアのスポーツメディア『Sport24』が報じた。
記事によると、「チャ・ジュンファンがオーサー氏とのコンビを解消した。このニュースを聞いたスケートファンは衝撃を受けている。一体何が起こったのか?」と突然の知らせに戸惑いを隠せない。
ジュニア時代から韓国フィギュア界の至宝として将来を嘱望されてきたチャ・ジュンファンは、2015-16シーズン前にカナダ・トロントに練習拠点を移し、羽生結弦やハビエル・フェルナンデス(スペイン)、母国の英雄キム・ヨナなど、五輪メダリストを数多く育てたオーサー氏の指導を仰いだ。
その効果はすぐに実を結び、ジュニア大会でも成績を伸ばしていくと、地元で開催された18年平昌五輪にも出場(15位)した。シニアに戦いの舞台を移してからは、グランプリファイナルで銅メダルを獲得。22年には四大陸選手権で優勝を果たし、ISU公認大会で初タイトルを手に。同年2月の北京五輪では5位に食い込み、韓国男子の五輪最高成績を残した。韓国フィギュア界を牽引する存在で、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪でもオーサー氏との二人三脚で、より大きな飛躍が期待されていた。
当然、オーサー氏はこの決断に落胆しているようだ。『Sport24』によると、オーサー氏自身がチャ・ジュンファンとの提携解消を発表。今春、かつての教え子である羽生がカナダのクリケットクラブを訪問する前、同選手からコーチ契約を打ち切ることにしたという電話を受けた。同氏は「8年間一緒に仕事をしてきたトップスケーターを失うのは非常に残念だ。この才能あるアスリートの新しい指導者は誰になるのだろうか」と嘆いている。
同メディアはチャ・ジュンファンの新コーチ候補として、北京五輪金メダリストのネイサン・チェンや「4回転の神」を名乗るイリア・マリニン(ともにアメリカ)を指導するラファエル・アルトゥニアン、宇野昌磨のコーチを務めるステファン・ランビエールなどを選択肢に挙げたが、もうひとり興味深い人物を推薦する。
「もうひとりのオプションはエテリ・トゥトベリーゼだ。チャ・ジュンファンはダニエル・グラスル(イタリア)よりも、はるかに有望な選手。構成要素では、この韓国人はすでに世界最高選手のひとりであり、トゥトベリーゼのチームはシニアの4回転ジャンプの跳び方をよく知っている」
『女帝』とも呼ばれるトゥトベリーゼ氏は厳しい指導のもと、18年平昌五輪でアリーナ・ザギトワ、エフゲニア・メドベージェワ(ともにロシア)をそれぞれメダリストに成長させた。北京五輪でもアンナ・シェルバコワとアレクサンドラ・トゥルソワのコーチとして、前者を金メダルに、後者を銀メダリストに育て上げるなど、多くの女子スケーターをチャンピオンに導いた名コーチだ。ロシアの国際競技への締め出しが続くなかで、スケート関係者の間では、トゥトベリーゼ氏はアメリカでコーチとしての活動の場を探しているという噂もある。
現在、チャ・ジュンファンは韓国で大学生活を送っており、昨シーズンも拠点のクリケットには戻らず、ソウルとトロント間でリモートレッスンを受けていた。韓国フィギュアスケート界の重鎮として知られるチ・ヒョンジュン氏のサポートを受け、3月の世界選手権ではフリーと合計得点で自己ベストを更新する会心の演技を披露し、見事表彰台に立った。
はたして、『鉄の女』の異名を持つトゥトベリーゼ氏と韓国の至宝のタッグは実現するのだろうか。本人から正式なアナウンスはまだないが、21歳のスケーターの動向から目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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2023年の世界選手権で韓国男子初の銀メダルを獲得したチャ・ジュンファン(韓国)が、ブライアン・オーサー氏とのコーチ契約を終了したと、ロシアのスポーツメディア『Sport24』が報じた。
記事によると、「チャ・ジュンファンがオーサー氏とのコンビを解消した。このニュースを聞いたスケートファンは衝撃を受けている。一体何が起こったのか?」と突然の知らせに戸惑いを隠せない。
ジュニア時代から韓国フィギュア界の至宝として将来を嘱望されてきたチャ・ジュンファンは、2015-16シーズン前にカナダ・トロントに練習拠点を移し、羽生結弦やハビエル・フェルナンデス(スペイン)、母国の英雄キム・ヨナなど、五輪メダリストを数多く育てたオーサー氏の指導を仰いだ。
その効果はすぐに実を結び、ジュニア大会でも成績を伸ばしていくと、地元で開催された18年平昌五輪にも出場(15位)した。シニアに戦いの舞台を移してからは、グランプリファイナルで銅メダルを獲得。22年には四大陸選手権で優勝を果たし、ISU公認大会で初タイトルを手に。同年2月の北京五輪では5位に食い込み、韓国男子の五輪最高成績を残した。韓国フィギュア界を牽引する存在で、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪でもオーサー氏との二人三脚で、より大きな飛躍が期待されていた。
当然、オーサー氏はこの決断に落胆しているようだ。『Sport24』によると、オーサー氏自身がチャ・ジュンファンとの提携解消を発表。今春、かつての教え子である羽生がカナダのクリケットクラブを訪問する前、同選手からコーチ契約を打ち切ることにしたという電話を受けた。同氏は「8年間一緒に仕事をしてきたトップスケーターを失うのは非常に残念だ。この才能あるアスリートの新しい指導者は誰になるのだろうか」と嘆いている。
同メディアはチャ・ジュンファンの新コーチ候補として、北京五輪金メダリストのネイサン・チェンや「4回転の神」を名乗るイリア・マリニン(ともにアメリカ)を指導するラファエル・アルトゥニアン、宇野昌磨のコーチを務めるステファン・ランビエールなどを選択肢に挙げたが、もうひとり興味深い人物を推薦する。
「もうひとりのオプションはエテリ・トゥトベリーゼだ。チャ・ジュンファンはダニエル・グラスル(イタリア)よりも、はるかに有望な選手。構成要素では、この韓国人はすでに世界最高選手のひとりであり、トゥトベリーゼのチームはシニアの4回転ジャンプの跳び方をよく知っている」
『女帝』とも呼ばれるトゥトベリーゼ氏は厳しい指導のもと、18年平昌五輪でアリーナ・ザギトワ、エフゲニア・メドベージェワ(ともにロシア)をそれぞれメダリストに成長させた。北京五輪でもアンナ・シェルバコワとアレクサンドラ・トゥルソワのコーチとして、前者を金メダルに、後者を銀メダリストに育て上げるなど、多くの女子スケーターをチャンピオンに導いた名コーチだ。ロシアの国際競技への締め出しが続くなかで、スケート関係者の間では、トゥトベリーゼ氏はアメリカでコーチとしての活動の場を探しているという噂もある。
現在、チャ・ジュンファンは韓国で大学生活を送っており、昨シーズンも拠点のクリケットには戻らず、ソウルとトロント間でリモートレッスンを受けていた。韓国フィギュアスケート界の重鎮として知られるチ・ヒョンジュン氏のサポートを受け、3月の世界選手権ではフリーと合計得点で自己ベストを更新する会心の演技を披露し、見事表彰台に立った。
はたして、『鉄の女』の異名を持つトゥトベリーゼ氏と韓国の至宝のタッグは実現するのだろうか。本人から正式なアナウンスはまだないが、21歳のスケーターの動向から目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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