７月25日、有明アリーナでボクシングWBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチが行なわれた。２団体統一王者のスティーブン・フルトン（米国）は、井上尚弥（大橋ジム）の挑戦を受けたものの、レフェリーストップにより８回１分14秒TKO負けを喫した。
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　デビューから21戦21勝８KOと無敗を誇る最強王者ですら、モンスターの一撃で沈んだ。「残念ながら敗れてしまったけど、悪い気分ではないよ。イノウエは素晴らしい選手であり、勝者にふさわしい」と井上に最大級の敬意を示したフルトン。試合後には、自身のツイッターで改めて心情を吐露している。

「今回の敗戦は本当に悔しい。自分だけでなく、皆をがっかりさせてしまったような気がする。俺をサポートしてくれた地元のフィラデルフィア市に感謝する。俺は必ず立ち直るよ」
  「いやーマジで動揺しているけど、こんなことで落ち込むつもりはない。家族との時間を過ごしてから、俺は再びリングに戻るよ」

　フルトンは、身長169センチでリーチ179センチ。対する井上は、身長165センチでリーチ171センチ。体格面ではフルトンが有利とも言われていた。それだけに、日本の逸材が与えた衝撃は大きかったようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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