31歳の日本人ファイターが、自身への批判を一蹴した。

　７月30日、さいたまスーパーアリーナで開催された『超RIZIN.2』のメインイベント、RIZINフェザー級タイトルマッチでヴガール・ケラモフ（アゼルバイジャン）に一本負けを喫した朝倉未来が、自身のSNS「スレッズ」を８月７日に更新。「YouTubeをやめて一本でやれなど意見が出ていますが、このままいく」と自身の考えを示した。

　去る大一番、初王座を目指した朝倉はケラモフにリアネイキッドチョークで敗れた。わずか１ラウンド２分41秒で、あっという間に勝負は決した。しかもRIZIN参戦後、初のタップ負け。敗北後は現実を受け止め切れず、茫然自失。試合後の記者会見では「言葉がない」と肩を落としていた。

　格闘家以外にも、実業家など多彩な顔を持つ朝倉。なかでも、代表取締役社長を務める１分間最強を決める格闘技イベント「BREAKING DOWN（ブレイキングダウン）」は、自身のYouTubeチャンネルのなかでも絶大な人気を誇るコンテンツで、多くのユーザーから支持を受けている。

　だが、一部からYouTubeの活動に批判的な意見が多く、今月１日には元K‐１WORLDMAX世界王者の魔裟斗氏が自身のYouTubeチャンネルで、「俺も自分で経験あるけど、格闘技１本でやってる奴は強いよ。レベルが上がれば上がるほど、色んなことやってたら勝てないよ」と指摘。「１番になれるほど、甘い世界ではない」と31歳のファイターを一刀両断した。
  　周囲の非難に対し、朝倉はスレッズで反論。「修正点はそこではない」と一蹴している。「ちなみにだけど、先月投稿したYouTube撮影にかかった時間はトータルで5.6時間ほどです。他の事業10個以上やっていても1日1時間以上仕事する日は稀」と格闘技に支障はきたしていないと強調。最後は「おれはとても暇」と綴っている。

　加えて、「かなり格闘技に専念できている。ただ足りてない練習がわかったので改善していく」と前向きな気持ちを示し、ケラモフとのリベンジマッチを見据えている。

　各方面で大きな話題を振りまく朝倉には、今後いかなる展開が待っているのか。その動向から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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