８月18日、女子プロレス界最大手のスターダムは、新人選手がメインのブランド『FIBREPLEX presents NEW BLOOD 10』東京・ザ・グランドホール大会を開催した。第5試合では、超新星五番勝負EXと題して、天咲光由がフリーでスターダムではコズミック・エンジェルズのメンバーとして活動している安納サオリに挑んだ。これまで天咲はジュリア、中野たむ、朱里、渡辺桃、AZMと五番勝負を行なってきたが、番外編として新人時代に練習していた安納との試合を熱望。両者は、関西出身という共通点がある。
【動画】「もっと来いや！」天咲に喝を入れながら試合を進める安納

　試合は天咲がドロップキックを連発して気持ちをぶつけると、安納はそんな天咲の想いを受けまくりながらも、試合を上手くリード。途中、心が折れかけた天咲に「こんなもんか？」と喝を入れるなど、厳しい攻めを続けていく。最後は天咲の天橋立を返した安納がジャーマンから、タンタンドルを決めて勝利。天咲が奮闘したこともあり、会場からは大きな拍手が贈られた。
  　試合後に、安納は「京都出身の天咲光由。アンタから関西魂感じたわ。きょう私は光由から希望をもらった。光由は、自慢。ありがとう、またしよう」と笑みを浮かべバックステージに向かおうとすると、天咲が安納を呼び止めて、関西弁のアクセントで「待ってください。きょう自分、きょう安納さんと試合できてホンマによかった。ありがとう」と素の言葉で感謝の意を伝えた。

　天咲にとってはやっておかなければいけない相手だっただけに、大きな収穫があったようだ。

◆スターダム◆
『FIBREPLEX presents NEW BLOOD 10』
2023年８月18日
東京・ザ・グランドホール
観衆　361人（超満員札止め）
▼超新星五番勝負EX（15分１本勝負）
○安納サオリ（11分25秒　タンタンドル）天咲光由●

文●どら増田

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