日本、北米、欧州の3地域によるフィギュアスケートの団体戦「ジャパンオープン」が10月7日、さいたまスーパーアリーナで行なわれている。各チーム男女2名ずつで、フリーの合計得点で競う対抗戦は女子シングル終了時点で、日本が首位をキープしている。
今大会のチーム・ジャパンは女子シングルが坂本花織、宮原知子。男子シングルが友野一希、島田高志郎の4名で臨んでいる。
トップバッターは、2018年平昌五輪4位の宮原が務めた。22年3月の現役引退後はプロスケーターとしてアイスショーを中心に活動しているが、今大会はプロアマ混合の対抗戦として行なわれることもあってエントリー。1日限りの現役復帰を果たした25歳は、重厚感ある『ロミオ&ジュリエット』を披露した。
宮原は3つの連続ジャンプで勢いをつけると、約1年半のブランクを感じさせない妖艶な動きで会場を魅了。美しいスピン、ステップなどで観衆のため息を誘った。最後は氷上にひれ伏してフィニッシュすると、観客は”ミス・パーフェクト”に盛大なスタンディングオベーションを送る。演技後は安堵した表情で笑顔を見せると、振付を手掛けたステファン・ランビエール(スイス)氏と抱擁。得点は123.22点と上々だった。
チーム・欧州のルナ・ヘンドリックス(ベルギー)が140.31点の高得点を叩き出したあと、女子の大トリで登場したのは昨年の世界女王・坂本。今年3月に世界選手権2連覇を飾った相性の良い舞台で、女王は「ミステリアスな女性」がテーマである新フリー『Wild is the Wind/Feeling good』を披露した。
冒頭のダブルアクセルを華麗に決めると、3回転ルッツ、3回転サルコウなどを完璧に降りると、後半の連続ジャンプも着氷。終盤のスピンは疲労の色が少し見えたが、女王の貫禄を見せつけた。坂本は演技後、「大きなミスなくできた」と満足した表情で振り返っている。
注目の得点は149.59点で、笑顔いっぱいのカオリ・スマイルが炸裂。女子シングルが終わり、日本は272.81点でトップ。2位の欧州に9.87点差をつける、いい流れで男子勢にバトンをつないでいる。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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宮原は3つの連続ジャンプで勢いをつけると、約1年半のブランクを感じさせない妖艶な動きで会場を魅了。美しいスピン、ステップなどで観衆のため息を誘った。最後は氷上にひれ伏してフィニッシュすると、観客は”ミス・パーフェクト”に盛大なスタンディングオベーションを送る。演技後は安堵した表情で笑顔を見せると、振付を手掛けたステファン・ランビエール(スイス)氏と抱擁。得点は123.22点と上々だった。
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注目の得点は149.59点で、笑顔いっぱいのカオリ・スマイルが炸裂。女子シングルが終わり、日本は272.81点でトップ。2位の欧州に9.87点差をつける、いい流れで男子勢にバトンをつないでいる。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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