運命の大一番が刻一刻と迫っている。
フランス・ナントにあるスタッド・ド・ラ・ボージョワールで「ラグビーワールドカップ(W杯)2023」の1次リーグ最終戦・日本代表対アルゼンチン代表が日本時間の午後8時にキックオフされる。
勝った方がベスト8の切符を掴み取るシンプルな一騎打ちは、現地メディアでも少なからず話題となっているようだ。海外のラグビー専門メディア『All Things Rugby』は公式X(旧ツイッター)に両チームのスタメンを提示。「日本とアルゼンチンが来週ウェールズとの準々決勝進出を懸けて戦うこの日、おそらく最も重要な試合になるだろう。いったい、どちらが頂点に立つのだろうか?」と熱い視線を注いでいる。
さらにラグビー先進国も両国の激突には興味を注いでいる。
1999年に英国で発行されたラグビー専門誌『Planet Rugby』の電子版は、この試合のプレビュー記事を配信。「土曜日に行なわれるアイルランド対スコットランド戦(36-14でアイルランドが勝利)に注目が集まるのはもちろんだが、今週末にはもうひとつ、日本代表がアルゼンチン代表と対戦する重要な試合がある」と識者からも注目試合としてピックアップされている。
配信タイトルには「ロス・プーマス(アルゼンチン代表の愛称)が準々決勝進出を決め、勝利を掴む」と強調。やはり格上アルゼンチンの勝利を予想しているが、「ナントで行なわれるこの試合は、何が起こるか分からない80分間となりそうだ。今大会、ポゼッション統計で大きく異なる2チームが激突する」と付け加えており、勝敗予想は難しいと呈している。
記事内では両チームの注目選手が列挙されており、サモア戦で初スタメンを飾ったレメキ ロマノ ラヴァ、アルゼンチンはフッカーのジュリアン・モントーヤを挙げている。加えて、日本がアルゼンチンを攻略する重要プレーヤーには、レメキとWTB松島幸太朗を直々に指名している。
「レメキは破壊力抜群のランナーであり、日本はサモアを撃破したパフォーマンスを再現する必要がある。ブレイブ・ブロッサムズ(日本代表の愛称)の勝利のためには、ウイングのコウタロウ・マツシマとの連携がカギとなる。この2人が試合で存在感を発揮することができれば、日本はハイテンポなゲームを展開できるだろう」
同メディアは「警戒すべき選手は他にもいる」と説いている。「ピーター・ラブスカフニ、リーチ・マイケルらバランスの取れた素晴らしいバックス陣の中にいるカズキ・ヒメノ(姫野和樹)も、日本の希望に欠かせない選手だ。ヒメノはこのW杯で、31回のタックルを外したことがないなど、ディフェンスの要として活躍している」と言及。ジャパンをまとめる大黒柱にも注目を注いでいるようだ。
一方のアルゼンチン代表には「ここまで全体的に調子が上がっていない」と手厳しい評価。「ロス・プーマスのバックス陣は、手強いラグビープレーヤーであるだけに、この試合を制するためには、自分たちのフィジカルとスタイルを前面に押し出さなければならない。今大会3位のラインアウト成功率を誇るジュリアン・モントーヤを中心にアルゼンチンは前線でゲームを支配する必要がある」と述べている。
日本はアルゼンチンと1999年のW杯で対戦し、12対33で敗北。過去の通算成績は1勝5敗と大きく負け越している。決勝トーナメントに進むためにも、絶対に負けられない大一番。桜の戦士たちの激闘が、まもなく始まる。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】大一番のアルゼンチン戦、カギを握る「サムライタイム」!残り20分で求められる我慢強さとタスクの遂行力【ラグビーW杯】
【関連記事】“日本を知り尽くす”アルゼンチン指揮官が警戒! 『残り1枠』8強をかけた運命の大一番に「プレッシャーかける」と気合【ラグビーW杯】
【関連記事】アルゼンチン指揮官が決勝T進出をかけた日本との“一騎打ち”に意欲! ベスト8に「飢えている」【ラグビーW杯】
フランス・ナントにあるスタッド・ド・ラ・ボージョワールで「ラグビーワールドカップ(W杯)2023」の1次リーグ最終戦・日本代表対アルゼンチン代表が日本時間の午後8時にキックオフされる。
勝った方がベスト8の切符を掴み取るシンプルな一騎打ちは、現地メディアでも少なからず話題となっているようだ。海外のラグビー専門メディア『All Things Rugby』は公式X(旧ツイッター)に両チームのスタメンを提示。「日本とアルゼンチンが来週ウェールズとの準々決勝進出を懸けて戦うこの日、おそらく最も重要な試合になるだろう。いったい、どちらが頂点に立つのだろうか?」と熱い視線を注いでいる。
さらにラグビー先進国も両国の激突には興味を注いでいる。
1999年に英国で発行されたラグビー専門誌『Planet Rugby』の電子版は、この試合のプレビュー記事を配信。「土曜日に行なわれるアイルランド対スコットランド戦(36-14でアイルランドが勝利)に注目が集まるのはもちろんだが、今週末にはもうひとつ、日本代表がアルゼンチン代表と対戦する重要な試合がある」と識者からも注目試合としてピックアップされている。
配信タイトルには「ロス・プーマス(アルゼンチン代表の愛称)が準々決勝進出を決め、勝利を掴む」と強調。やはり格上アルゼンチンの勝利を予想しているが、「ナントで行なわれるこの試合は、何が起こるか分からない80分間となりそうだ。今大会、ポゼッション統計で大きく異なる2チームが激突する」と付け加えており、勝敗予想は難しいと呈している。
記事内では両チームの注目選手が列挙されており、サモア戦で初スタメンを飾ったレメキ ロマノ ラヴァ、アルゼンチンはフッカーのジュリアン・モントーヤを挙げている。加えて、日本がアルゼンチンを攻略する重要プレーヤーには、レメキとWTB松島幸太朗を直々に指名している。
「レメキは破壊力抜群のランナーであり、日本はサモアを撃破したパフォーマンスを再現する必要がある。ブレイブ・ブロッサムズ(日本代表の愛称)の勝利のためには、ウイングのコウタロウ・マツシマとの連携がカギとなる。この2人が試合で存在感を発揮することができれば、日本はハイテンポなゲームを展開できるだろう」
同メディアは「警戒すべき選手は他にもいる」と説いている。「ピーター・ラブスカフニ、リーチ・マイケルらバランスの取れた素晴らしいバックス陣の中にいるカズキ・ヒメノ(姫野和樹)も、日本の希望に欠かせない選手だ。ヒメノはこのW杯で、31回のタックルを外したことがないなど、ディフェンスの要として活躍している」と言及。ジャパンをまとめる大黒柱にも注目を注いでいるようだ。
一方のアルゼンチン代表には「ここまで全体的に調子が上がっていない」と手厳しい評価。「ロス・プーマスのバックス陣は、手強いラグビープレーヤーであるだけに、この試合を制するためには、自分たちのフィジカルとスタイルを前面に押し出さなければならない。今大会3位のラインアウト成功率を誇るジュリアン・モントーヤを中心にアルゼンチンは前線でゲームを支配する必要がある」と述べている。
日本はアルゼンチンと1999年のW杯で対戦し、12対33で敗北。過去の通算成績は1勝5敗と大きく負け越している。決勝トーナメントに進むためにも、絶対に負けられない大一番。桜の戦士たちの激闘が、まもなく始まる。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】大一番のアルゼンチン戦、カギを握る「サムライタイム」!残り20分で求められる我慢強さとタスクの遂行力【ラグビーW杯】
【関連記事】“日本を知り尽くす”アルゼンチン指揮官が警戒! 『残り1枠』8強をかけた運命の大一番に「プレッシャーかける」と気合【ラグビーW杯】
【関連記事】アルゼンチン指揮官が決勝T進出をかけた日本との“一騎打ち”に意欲! ベスト8に「飢えている」【ラグビーW杯】
関連記事
- 大一番のアルゼンチン戦、カギを握る「サムライタイム」!残り20分で求められる我慢強さとタスクの遂行力【ラグビーW杯】
- “日本を知り尽くす”アルゼンチン指揮官が警戒! 『残り1枠』8強をかけた運命の大一番に「プレッシャーかける」と気合【ラグビーW杯】
- 「アルゼンチンの強さ、巧さ、重さも消せる」なぜ日本のスクラムは世界の重量FWも動かせないのか?【ラグビーW杯】
- アルゼンチン指揮官が決勝T進出をかけた日本との“一騎打ち”に意欲! ベスト8に「飢えている」【ラグビーW杯】
- 日本は1次リーグ敗退!? チリを圧倒したアルゼンチンの破壊力に海外記者は「えげつない!」と驚嘆! ”8強進出”を確信も【ラグビーW杯】