11月25日、フィギュアスケートのグランプリシリーズ第6戦日本大会(NHK杯)の男子シングルが終了し、現地12月7日から中国・北京で開幕するグランプリ(GP)ファイナルに進出するトップ6が決定した。
同シリーズを勝ち抜いた日本勢は宇野昌磨、鍵山優真、三浦佳生の3名が出場切符を掴み取った。
昨シーズン、日本人初の世界選手権2連覇を飾った宇野は6度目のファイナル進出。「表現力」をテーマに置いた今季は、第4戦の中国大会から遅めのスタート。GPシリーズの優勝こそ叶わなかったが、2戦とも2位で表彰台を確保。王者の貫禄を漂わせる圧倒的な支配力はさすがのひと言。
昨年は足首の怪我で不本意なシーズンを送った鍵山が、今季は見事な復活劇を遂げた。特にNHK杯ではショートで宇野の得点を塗り替える世界最高得点を叩き出すと、フリーでも圧巻の演技で自己ベストを更新。世界王者を抑えて堂々の優勝を果たし、シニアでは初のファイナル進出を決めた。
鍵山とジュニア時代から切磋琢磨を重ねた若武者も侮れない。シニア2年目の三浦は4回転ジャンプを武器に初戦のカナダ大会で2位。第5戦のフィンランド大会ではショートの貯金を生かし、初のシリーズ優勝を飾った。昨年から著しく成長する18歳の勢いに注目だ。
海外勢はかなり強力。「クワッドゴッド(4回転の神)」と称されるアメリカのイリア・マリニン。そしてマリニンを抑え、地元のフランス大会で優勝を飾った22歳のアダム・シャオ イム ファ。二人とも豊富な4回転ジャンプを駆使しており、世界王者の宇野も警戒心を示すほど。日本勢にとって、大きな壁になることは間違いない。
そして6人目にはケビン・エイモズ(フランス)が、ギリギリで滑り込んだ。日本男子3名が覇権を争う来月からの頂上決戦は、いったい誰がタイトルを掴むのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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鍵山とジュニア時代から切磋琢磨を重ねた若武者も侮れない。シニア2年目の三浦は4回転ジャンプを武器に初戦のカナダ大会で2位。第5戦のフィンランド大会ではショートの貯金を生かし、初のシリーズ優勝を飾った。昨年から著しく成長する18歳の勢いに注目だ。
海外勢はかなり強力。「クワッドゴッド(4回転の神)」と称されるアメリカのイリア・マリニン。そしてマリニンを抑え、地元のフランス大会で優勝を飾った22歳のアダム・シャオ イム ファ。二人とも豊富な4回転ジャンプを駆使しており、世界王者の宇野も警戒心を示すほど。日本勢にとって、大きな壁になることは間違いない。
そして6人目にはケビン・エイモズ(フランス)が、ギリギリで滑り込んだ。日本男子3名が覇権を争う来月からの頂上決戦は、いったい誰がタイトルを掴むのだろうか。
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