スターが下した異例な離婚という決断。その波紋はいまだ収まらない。
2014年ソチ、18年平昌五輪の金メダリストであり、現在はプロスケーターとして精力的な活動をしている羽生結弦。競技会から退き約1年半以上が経過した今でも、根強い人気を誇るスーパースターは11月17日の深夜、自身の公式X(旧ツイッター)『羽生結弦official_Staff公式』で突然離婚を発表した。
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今年8月4日の午後11時11分に同SNSで一般女性との結婚を発表した時も大きな驚きを与えた羽生だが、それを上回る報告に日本列島は驚愕。同時に衝撃的な離婚理由に動揺は広がった。
結婚発表以降、羽生は様々な場面でプライバシーを脅かされる事態に直面していたことを明かし、誹謗中傷やストーカー行為だけでなく、一部メディアの行き過ぎた過剰報道に悩んでいたことを公表した。
そうしたうえで、「私が未熟であるがゆえに、現状のままお相手と私自身を守り続けることは極めて難しく、耐え難いものでした」と心情を吐露。「これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしいという思いから、離婚するという決断をいたしました」と説明した。
わすか105日の新婚生活にピリオドを打った羽生。異質な離婚理由は海外にも反響を呼び、熱心な羽生ファンを持つ中国では賛否両論が白熱。中国メディア『捜狐』は、その理由に違和感を覚えて持論を展開するまでに発展し、「ハニュウは、離婚を選択した理由を日本のマスコミのせいと語っているが、本当にそうなのか? 羽生結弦が結婚していなかった時、誰もその女性に嫌がらせをしなかったのか」と疑問を呈したほど、意見は止まない。
一方、羽生の離婚発表から1週間以上が経過し、騒動の実状を分析し始めるメディアも出てきている。普段は国外のビジネスニュースを中心に取り上げるカナダの英語専門チャンネル『Business News Network(通称BNN)』は、フィギュア界のスーパースターの離婚騒動に注目。その理由を次のように考察している。
同メディアの国際スポーツ特派員として、あらゆるスポーツ分野に精通しているサルマン・カーン記者は、羽生が結婚公表からわずか3か月後に離婚した経緯を説明したうえで、主な要因として「誹謗中傷」「ストーカー行為」「過剰なメディア報道」の3つを挙げた。
同記者は「フィギュアスケート界のアイコンである彼と前妻は、名誉毀損、ストーカー行為、特にパートナーとその家族をターゲットにしたメディア関係者による攻撃的な取材に悩まされてきた。この絶え間ないメディアの監視はユヅル・ハニュウにとって耐え難い環境を作り出し、二人は別れを決意するに至った」と指摘する。
続けて、「グランプリファイナル4連覇、2度の世界選手権優勝、オリンピックでの連続金メダルなど、目覚ましい活躍を見せたにもかかわらず、ユヅルの私生活はメディアの押しつけがましい注目に傷つけられて来た。スケートのスーパースターは、こうした外部からの圧力から自分と妻の両方を守ることが耐え難いほど難しくなり、最終的には別居に至った」と推察し、日本メディアの過剰報道を非難している。
記事を執筆したカーン記者は「個人的な騒動にもかかわらず、ハニュウはフィギュアスケート界で愛され続けている人物であり、氷上の芸術性と数々の賞賛で知られている。彼の離婚ニュースは、公人が受ける厳しい監視の目や有名人の私生活を報道するメディア行動の境界線について大きな話題を呼んだ」と述べ、「今回の騒動はメディア報道の線引きに一石を投じる結果になるかもしれない」と論じた。
最後に「彼のファンは温かい応援と愛を今でも送り続けており、ユヅルへの憧れが尽きないことを物語っている」と付け加え、稀代のスーパースターの衰えぬ人気ぶりに敬服している。
異例な形で結婚生活に幕を下ろした羽生。人気スケーターの動向は、いまだ関心が尽きないようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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2014年ソチ、18年平昌五輪の金メダリストであり、現在はプロスケーターとして精力的な活動をしている羽生結弦。競技会から退き約1年半以上が経過した今でも、根強い人気を誇るスーパースターは11月17日の深夜、自身の公式X(旧ツイッター)『羽生結弦official_Staff公式』で突然離婚を発表した。
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今年8月4日の午後11時11分に同SNSで一般女性との結婚を発表した時も大きな驚きを与えた羽生だが、それを上回る報告に日本列島は驚愕。同時に衝撃的な離婚理由に動揺は広がった。
結婚発表以降、羽生は様々な場面でプライバシーを脅かされる事態に直面していたことを明かし、誹謗中傷やストーカー行為だけでなく、一部メディアの行き過ぎた過剰報道に悩んでいたことを公表した。
そうしたうえで、「私が未熟であるがゆえに、現状のままお相手と私自身を守り続けることは極めて難しく、耐え難いものでした」と心情を吐露。「これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしいという思いから、離婚するという決断をいたしました」と説明した。
わすか105日の新婚生活にピリオドを打った羽生。異質な離婚理由は海外にも反響を呼び、熱心な羽生ファンを持つ中国では賛否両論が白熱。中国メディア『捜狐』は、その理由に違和感を覚えて持論を展開するまでに発展し、「ハニュウは、離婚を選択した理由を日本のマスコミのせいと語っているが、本当にそうなのか? 羽生結弦が結婚していなかった時、誰もその女性に嫌がらせをしなかったのか」と疑問を呈したほど、意見は止まない。
一方、羽生の離婚発表から1週間以上が経過し、騒動の実状を分析し始めるメディアも出てきている。普段は国外のビジネスニュースを中心に取り上げるカナダの英語専門チャンネル『Business News Network(通称BNN)』は、フィギュア界のスーパースターの離婚騒動に注目。その理由を次のように考察している。
同メディアの国際スポーツ特派員として、あらゆるスポーツ分野に精通しているサルマン・カーン記者は、羽生が結婚公表からわずか3か月後に離婚した経緯を説明したうえで、主な要因として「誹謗中傷」「ストーカー行為」「過剰なメディア報道」の3つを挙げた。
同記者は「フィギュアスケート界のアイコンである彼と前妻は、名誉毀損、ストーカー行為、特にパートナーとその家族をターゲットにしたメディア関係者による攻撃的な取材に悩まされてきた。この絶え間ないメディアの監視はユヅル・ハニュウにとって耐え難い環境を作り出し、二人は別れを決意するに至った」と指摘する。
続けて、「グランプリファイナル4連覇、2度の世界選手権優勝、オリンピックでの連続金メダルなど、目覚ましい活躍を見せたにもかかわらず、ユヅルの私生活はメディアの押しつけがましい注目に傷つけられて来た。スケートのスーパースターは、こうした外部からの圧力から自分と妻の両方を守ることが耐え難いほど難しくなり、最終的には別居に至った」と推察し、日本メディアの過剰報道を非難している。
記事を執筆したカーン記者は「個人的な騒動にもかかわらず、ハニュウはフィギュアスケート界で愛され続けている人物であり、氷上の芸術性と数々の賞賛で知られている。彼の離婚ニュースは、公人が受ける厳しい監視の目や有名人の私生活を報道するメディア行動の境界線について大きな話題を呼んだ」と述べ、「今回の騒動はメディア報道の線引きに一石を投じる結果になるかもしれない」と論じた。
最後に「彼のファンは温かい応援と愛を今でも送り続けており、ユヅルへの憧れが尽きないことを物語っている」と付け加え、稀代のスーパースターの衰えぬ人気ぶりに敬服している。
異例な形で結婚生活に幕を下ろした羽生。人気スケーターの動向は、いまだ関心が尽きないようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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