11月26日、フィギュアスケートのグランプリシリーズ第６戦日本大会（NHK杯）のエキシビションが行なわれ、男子シングル９位の壷井達也が登場した。演技の合間に行なわれたトークコーナーで、20歳の大学生が語った憧れのスケーターの名前が小さくない話題を呼んでいる。
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　エキシビション第２部。会場に設けられた特別ステージで、壺井は女子シングル５位の青木祐奈と一緒に参加した。

　初出場だった今大会はショート最下位に沈む最悪のスタートだったが、翌日はガラリ一変。４回転ジャンプを２本組み込んだフリーでは、２つとも見事な着氷を決めて５位に迫る見事な演技を披露した。

　そのフリーについて、「ショートはガチガチでしたけど、挽回できて良かったです」と振り返り、一夜で立て直した会心の演技に手応えを掴んだ。
  　トークの終盤で憧れの人について問われると、「羽生結弦選手です」と即答。「2015年のNHK杯で世界最高得点を出された時を見て、ここまでスケートを頑張ろうと思うことができた」と胸を弾ませながら、尊敬する理由を答えた。

　続けて、「自分にスケートを極めることを教えてくれた存在」と敬服。フィギュア界のスーパースターに羨望の眼差しを送り、引き続きスケートにまい進することを観衆に誓った。

　昨年２月の北京五輪を最後に競技会から退いた羽生。現在はプロスケーターとして精力的に活躍する姿は、現役スケーターから現在も憧れの人として尊敬の念を寄せられる。日本フィギュア界に刻んだスーパースターの金字塔は今もなお、色あせない。

構成●THE DIGEST編集部

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