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フィギュア

「来年以降スケートをやるかやらないか...」宇野昌磨、“4回転の神”マリニンの台頭に苦悩!「ジャンプひとつミスするだけで大きく差がつく」

THE DIGEST編集部

2023.12.14

GPファイナルではマリニンに敗れ2位に終わった宇野。(C)Getty Images

GPファイナルではマリニンに敗れ2位に終わった宇野。(C)Getty Images

 12月7~9日、中国・北京でフィギュアの世界一を決める『グランプリ(GP)ファイナル』が開催され、男子シングルは米国の19歳イリア・マリニンが初優勝を飾り、連覇を目指した宇野昌磨(トヨタ自動車)は2位に終わった。

【動画】SP史上初の4回転アクセル!華麗に決めるマリニン

 宇野は試合後、「NHK杯の時は悔しかったけど、今回は違った。たとえ2位でも3位でもそう思わない。マリニンは素晴らしかった。こうやって一緒に滑ってみて、彼の演技を近くで見られてよかった」と“4回転の神”を称えていたと米国フィギュア専門メディア『Golden Skate』は伝える。

 世界選手権2連覇中の25歳は、これまで多くのライバルに立ち向かった。2度の五輪王者である羽生結弦、多彩な4回転ジャンプが武器のネイサン・チェン(米国)、そして彼らに続きマリニンが登場したのだ。そのため宇野は、昨シーズンからスケートへのモチベーションが下がり苦労したという。

「高いモチベーションをステファンや僕をサポートしてくれる人たちが与えてくれた。同じようにライバルや友人にも感謝している。自分でモチベーションを見つけるのは難しかった」
 
 そして「今季はなんとか間に合うかもしれない」と口にしたスケーターは、「来年以降スケートをやるかやらないかはさておき、滑らないとはまだ言っていない」と断言したうえで、4回転アクセルをはじめ、様々な4回転を軽々跳ぶ新星を見上げた。

「マリニンがフィギュア界を支配するのは間違いない。僕とマリニンの演技構成点は4~5点違うからね。ジャンプひとつミスするだけで大きく差がついてしまう」

 技術面・表現面ともに円熟味が増した宇野。マリニンとは一味違う演技を多くのファンは期待しているだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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