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「あれはやばかった」現役女子高生プロゴルファー・清本美波が“合格率3%”の4日間を回顧。「泣きたかった」と吐露した絶体絶命のピンチとは?

THE DIGEST編集部

2024.01.16

清本は現役女子高生ながら合格率3%のプロテストをトップで通過した。(C)Getty Images

 現役女子高生ゴルファーが究極の緊張感に襲われた運命の4日間を振り返っている。

 11月に行なわれた日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の最終プロテスト。合格率わずか3パーセントと言われる狭き門をトップ通過で合格を果たしたのが18歳の清本美波だ。愛知県の誉高校に通う現役高校3年生はプロテスト合格後、日本唯一のゴルフ専門チャンネル『ゴルフネットワーク』に登場。プロテスト合格後、この番組がメディア初出演だった。

 高校の制服姿で登場した清本は「プロテスト前から(この番組に)撮影してもらっていたから」という誠実な理由で出演を承諾。トップ通過については「(最初から)狙っていた」という。

 テスト4日間で17アンダーを記録し、バーディーは21個。ボギーはわずか4つという驚愕スコアでプロの切符を掴んだ清本。1次、2次と日を重ねるごとにだんだん緊張がほぐれて挑めたというが、さすがにテスト最初のティーショットの瞬間は「あれはやばかったです」と人生で一番緊張するほどだったと話し、「前日の夜とかも、ご飯は美味しくなく感じちゃうし、夜も気になって寝れなかった」と振り返った。

 プロテストには清本以外にも馬場咲希(2位タイ)、村田歩香、菅楓華、上久保実咲(すべて5位タイ)など、"2005年生まれ"が狭き門を見事にくぐり抜けた。特に馬場とは普段からよく喋るほど仲が良く、テスト期間中も「お互い頑張ろうね」と高め合っていたことを明かした。

 平日は学校に通っており、授業が終わってからは2時間練習。土日はコースに出て、フィジカルトレーニングにも励んでいる。「お風呂入るのと一緒で(練習を)やってないと変な感じします」と語り、「練習に行かないと罪悪感があります」とも述べた。ゴルフの練習をしているときが一番落ち着くようだ。
 
 テストは順当に合格へ漕ぎつけたかと思いきや、実は大きな試練もあった。2次予選の初日に5オーバーを記録するほど大きく崩れた。「何をしてもうまくいかなくて、プレー中も泣きたかった」と当時の胸中を吐露。「でも泣くのだけは我慢して、終わった瞬間に車に乗って泣きにいった」と意外なエピソードを披露した。

 プロテスト最大のピンチに陥ったが、そこから見事な巻き返しを見せた。「ちょっとずつ変化をもたせました。ボールを変えてみたりとか、ティーを変えてみたり。飲み物を飲んだり」など、気持ちの切り替えをして、絶体絶命の状況を乗り越えた。

 数日前には、昨年5月からサポート契約を結んでいた株式会社ジェイテクトと所属契約を締結したと報告した清本。プロとして第一歩を踏み出した彼女のゴルフ人生に、大いに期待だ。

構成●THE DIGEST編集部

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