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マラソン・駅伝

「4日前に州議会議員を名乗るグループが...」世界記録保持者キプタムの事故死に“不審点”。地元TVで父親が直前の出来事を明かす

THE DIGEST編集部

2024.02.14

マラソン3戦目で世界記録保持者の称号を手にしたキプタムさん。(C)Getty Images

マラソン3戦目で世界記録保持者の称号を手にしたキプタムさん。(C)Getty Images

 現地2月11日、陸上男子マラソンで世界記録保持者のケルビン・キプタム(ケニア)さんはエルドレットに向かい車を運転していた際、カプタガット地区で交通事故に遭い亡くなった。

 昨年10月のシカゴ・マラソンで2時間0分35秒の世界新記録を打ち立てたキプタムさん。人類史上初の「2時間切り」も夢ではないと思われていたが、ポテンシャルを秘めた24歳のランナーの命は事故によって奪われた。

 報道によれば、ジェルヴェ・ハキジマナコーチを含む2人の同乗者を乗せており、単独事故だったようだ。だが父のサムソン・チェルイヨットさんは、ケニア局『Citizen TV』で不自然な点を口にしたと同国紙『Standard newspaper』が伝えている。

 同メディアによれば、チェルイヨットさんは「事故の4日前に州議会議員を名乗るグループが彼を探しに来たが、彼らは身分証を見せられなかった」と言い、一人息子の死因を調査することを求めている。
 
 4月のロッテルダム・マラソンで2時間の壁を破ろうと準備していたキプタムさん。彼らが最後に会話を交わしたのは事故の前日で、「彼は調子が良かったようで、もし今走っても1時間59分の記録を出せる」と自信をみなぎらせていた。さらに「スポンサーが家や車を購入してくれるようで、彼と約束していたんだ」と明かした。

 今夏に開催されるパリ五輪への出場も狙っていた世界最速ランナー。そんな彼を襲った事故を父親は不審がっている。

構成●THE DIGEST編集部

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