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パリ五輪決定に続き“打倒・中国”誓う張本智和「このメンバーで勝てる」篠塚大登は「向かっていくだけ」松島輝空は「楽しみ」と意気込み【世界卓球】

THE DIGEST編集部

2024.02.22

(左から)張本、篠塚、松島のトリオでオーストリアを倒した日本は、パリ五輪出場権を獲得した。(C)WTT

 韓国・釜山で開催されている卓球の世界選手権団体戦で男子の日本代表(世界ランク3位)はオーストリア代表(同10位)と対戦。マッチカウント3ー0で勝利し、パリ五輪の団体出場権を獲得した。男子代表も先に五輪出場権を確定した女子に続いた。

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 一番手として先陣を切り、3ー1で勝利した張本智和は、「サービスがうまい選手で、1ゲーム目を取られたんですけど、すぐ修正できたのでチームにいい流れを持っていけたんじゃないかと思う」と語った。1ゲームを失った点については、「トーナメントということで少し考え過ぎた部分があった。2ゲーム以降は少し力を抜いて、ベンチからも"いつも通りに"と言われたので、そこで修正できた」と振り返り、「2ゲーム以降は予選リーグのように思い切り振れたので、次もこの調子で頑張りたい」と次の中国戦に意気込んだ。

 2人目に登場して3ー1で張本に続いた篠塚大登は、「レシーブに途中に対応できなくて、レシーブのことだけで頭がいっぱいになってしまったが、最後はラリーで勝てるように準備をしていたので、それが最後にうまくいってよかった」と語った。インタビュアーの水谷隼氏から「いつもよりロングサービスが少なく、縦回転系のサービスで点数を重ねていた」と聞かれると、「台上であまり攻められていなかったので、縦回転を多めに使って自分から仕掛けられるようにした」と説明している。
 
 3人目として3ー0のストレート勝ちを見せた16歳の松島輝空は、「今日の試合は100点だと思う」と手応え十分。ただ反省点として、「レシーブの時に、たまに浮いたりとか、相手に打たれた時に少しフォアハンドが下がってしまったので、そこを修正できれば中国戦もいい戦いができると思う」と課題点も挙げている。さらに、「だんだん筋力もついてきて、相手に打ち勝てるようになった。それが今日の結果につながった」と、筋力トレーニングの成果にも触れた。

 日本は準決勝で中国と対戦する。松島は「世界卓球でメダルを取りたいですし、(中国は)強い選手ばかりなので、そういった選手と戦えるのは楽しみ」と語り、篠塚は「向かっていくだけ。出し惜しみせず、自分の全部を出し切って、一番いいプレーをしたい」と話した。

 また、2年前に負けた中国にリベンジする機会が巡ってきた張本は、「前回、あと少しで勝てると証明したので、このメンバーで勝てると信じている。2人とも強いですし、3人で力を合わせて、ベンチ含めて、チームとして全員で頑張りたい」と打倒中国を誓っている。

構成●THE DIGEST編集部

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