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「我々の指導者なら威厳を示そうとするが…」中国メディアが“監督・伊藤美誠”を尊重した渡辺武弘監督の人柄を絶賛!「日本の結束力は高まった」【世界卓球】

THE DIGEST編集部

2024.03.01

日本女子代表のメンバー5人と記念撮影に収まる渡辺監督(前列中央)。写真:YUTAKA/アフロスポーツ

日本女子代表のメンバー5人と記念撮影に収まる渡辺監督(前列中央)。写真:YUTAKA/アフロスポーツ

 韓国・釜山で開催された世界卓球選手権・団体戦で日本女子代表は決勝進出を果たしたものの、中国の前に惜しくもマッチカウント2-3で敗れ、悔しい準優勝に終わった。それでも絶対女王を第5ゲームの土壇場まで追い込んだ戦いぶりに日本中が熱狂。張本美和、早田ひな、平野美宇の出場トリオに熱いアドバイスを送る伊藤美誠の姿もクローズアップされた。
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 中国メディア『捜狐体育』はあらためて世界卓球を振り返り、「なぜ日本は結束力を高められたのか」を検証。そのひとつとして“伊藤監督”を尊重した渡辺武弘監督のマネジメントを高く評価した。

 同メディアは「今大会、伊藤が渡辺監督とともに選手たちにアドバイスを送る姿に多くのファンが感動を覚えたはずだ。彼女は他の誰よりも中国選手と対戦し、その特徴をよく把握しているのだから当然だろう」と記し、「伊藤は長く代表チームの1番手だった。早田らの台頭を受けて立場に変化が見られたが、それによって中国にとって新たな脅威となったのだ」と論じる。
 
 さらに、「そこで重要になってくるのが渡辺監督の考え方だ。彼は監督としての役割をことさら強調しない、実に謙虚な監督だと言える」と称賛。そのうえで「中国代表監督ならば、たいていは選手の前ではまず威厳を示したがる指導者が多い。もちろん伊藤に指導させたのにはさまざまな理由があったのだろうが、渡辺監督のこの寛大な“譲る精神”があったからこそ、日本チームの結束力も高まったと見るべきだろう」と続けた。

 大会が終わってからも、日本女子代表に対する中国のメディアやファンからの関心は高く、尊敬の念を込めた声や意見が多く見られる。

構成●THE DIGEST編集部

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