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「パリ五輪は大丈夫なのか!」最強・中国男子代表がバタバタと早期敗退する様に母国メディアが危機感!「世界1位も18歳に負けた」【卓球・シンガポールスマッシュ】

THE DIGEST編集部

2024.03.13

世界1位の樊振東は同胞の18歳新鋭に苦杯を舐めた。まさかの2回戦敗退を余儀なくされている。(C)WTT

世界1位の樊振東は同胞の18歳新鋭に苦杯を舐めた。まさかの2回戦敗退を余儀なくされている。(C)WTT

 連日熱い闘いが繰り広げられている卓球の「シンガポールスマッシュ」。その男子シングルスで異変が起こっている。
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 先の世界選手権・団体戦でも男女揃って優勝を飾った最強・中国。男子代表は今大会に世界ランキング1位の樊振東(ファン・ジェンドン)、同2位の王楚欽(ワン・チュウチン)、同3位の馬龍(マー・ロン)、同4位の林高遠(リン・ガオエン)、同5位の梁靖崑(リャン・ジンクン)のトップ5に加え、同18位で18歳の林詩棟(リン・シドン)の6名を送り出している。

 だが現地3月11~12日に行なわれた1回戦と2回戦を受けて、すでに6名のうち3名が敗退する波乱に見舞われているのだ。

 1回戦で林高遠がイ・サンス(26位/韓国)に1―3で敗れると、2回戦では馬龍がパトリック・フランチスカ(25位/ドイツ)に2-3で不覚を取ってベスト16進出を逃した。さらに同じく2回戦でキング樊振東が若き林詩棟の挑戦を受け、こちらも1-3で敗れ去っている。2回戦を突破した梁靖崑は3回戦で日本の張本智和(9位)と対戦。もうひとりの王楚欽は13日に高承睿(31位/台湾)との2回戦に臨む。
 
 予想外の展開に中国メディアも困惑する。『捜狐体育』は「まだベスト16が出揃うかどうかの時点で、世界トップ5のうち3人が敗退に追い込まれた。樊振東と馬龍は発熱があったとの情報もあるが確認は取れていない。もし事実だったとしてもあまりに低調な内容だった」と指摘する。

 そのうえで同メディアは「パリ五輪代表への選出が濃厚な樊振東、王楚欽、馬龍のパフォーマンスが注目されたが、早くも残っているのは王楚欽のみだ。世界1位の樊振東は18歳・林詩棟の勢いに押し切られた。はたして本大会に向けて調子は大丈夫なのだろうか」と危機感を募らせた。

 一方、熾烈な代表権争いを展開中の中国女子は、孫穎莎、陳夢、王曼昱ら6名のうちまだひとりも敗退していない。

構成●THE DIGEST編集部

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