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格闘技・プロレス

「俺はビンスが優勢だと思った」物議を醸す京口紘人vsパラス戦の判定結果に大会主催の伊藤代表が見解「ジャッジの正当性を話す必要ある」と検証する意向

THE DIGEST編集部

2024.05.13

パラスとのフライ級10回戦で判定負けを喫した京口。写真:山口フィニート裕朗/アフロ

パラスとのフライ級10回戦で判定負けを喫した京口。写真:山口フィニート裕朗/アフロ

 ボクシングの元世界2階級制覇王者で、WBA世界フライ級2位の京口紘人が5月11日、韓国で開催されたフライ級10回戦でIBF世界フライ級10位のビンス・パラスに0-3の判定負けを喫した。この一戦について国内では、試合を通じて京口が優勢だった見る向きが大勢を占め、京口本人も試合後に自身のX(旧ツイッター)で「判定で負けました は?ふざけんな」と判定結果に怒りを露わにしていた。

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 そんななか、大会を主催した「トレジャーボクシングプロモーション」の伊藤雅雪代表が5月12日、公式YouTubeチャンネルを更新。物議を醸している京口vsパラス戦について言及している。

 伊藤氏は今回のジャッジについて、「(ジャッジを担当した)KBMさんとは今回で2回目だけど、しっかりした団体だというのはわかっている。ジャッジがめちゃくちゃへたくそとか、レフェリーがへたくそとか、そんな人たちがやっている団体ではない」としたうえで、「今回これだけたくさんの人が映像を見て、京口の勝ちだろって言ってきた事実があるわけだから、そこは真剣に俺も運営として入って、ジャッジの正当性というのをKBM、JBC含めて一度話す必要はあるんじゃないかとは思っている」と判定を検証する意向があるとした。

 ただし、伊藤氏は試合について、「京口陣営の人たちは、みんな自分たちが勝っていると思っていたけど、俺は現場で見ていてビンスが優勢だと思っていた」と明かす。その理由として、「現場で見ているとビンスのパンチはイメージが良かった。音もそうだけど、手数も多いし。有効性というのも分かるし、的確に当ててたのは確かに京口。ピンポイントピンポイントで。ただ、手数が少なすぎる。映像で見ている以上にビンスがガードの上から叩いて試合を作っているシーンは多かった」と見解を示した。

 一方で京口は、自身のXで韓国からの帰国を報告した後、さらに試合についてポスト。「ゲームメイク出来てる やりたいことをやれてる 強振を外せてる それが自分の中に余裕が生まれてたのか 慢心してるように見えたのか 一度勝ってる相手だったのが裏目に出たのか いや、それでも負けはないと思った それは今でも変わらない これも自分のボクシング人生か」と自身の胸中を綴り、結果へのやるせない思いを明かした。

構成●THE DITGEST編集部

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