日本が世界に誇る怪物の強さに、ボクシング界の重鎮から絶賛の声が届いている。
去る5月6日、プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王座が東京ドームで行なわれ、王者・井上尚弥(大橋)が元世界2階級制覇のルイス・ネリ(メキシコ)と激突。井上が6回TKO勝利を収め、2度目の王座防衛に成功した。
【PHOTO】“怪物”井上尚弥vs“悪童”ルイス・ネリ!34年ぶりの東京ドーム興行メインカードをプレイバック!!
東京ドームで34年ぶりとなるボクシング興行のメインを張った井上。第1ラウンドにプロ初ダウンを喫する波乱のスタートとなったが、終わってみれば悪童から3度のダウンを奪う鮮烈なKO勝ちで決着した。
激闘後、1922年に創刊された米ボクシング専門誌『The Ring』のパウンド・フォー・パウンド(PFP)の最新ランキングで井上はトップへ返り咲き。あらためて世界のボクシング関係者に最強の座を証明した。
そんな無敵の日本人ボクサーのファイトに、米ボクシング界の大御所は畏敬の念を持って見つめている。米大手プロモーター『Top Rank』のボブ・アラムCEOはIBF世界ライト級王座決定戦、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)対ジョージ・カンボソスJr.(豪州)の試合前に格闘技リポーターのジャイ・マカリスター氏の直撃取材に応じた。その様子が同リポーターの公式YouTubeチャンネルに公開され、「イノウエは最高のファイター」と言及。スーパーバンタム級の4つのベルトを防衛した井上に賛辞を送っている。
同氏は「ナオヤ・イノウエはPFPで世界最高のファイターというだけでなく、私が今まで見た中で過去最高のボクサーだ。どの階級であろうと、関係ない。私はボクシングを見て約60年になるが、彼のような選手は見たことがない」と、モンスターの実力を高く評価。PFPで再び首位に立ったのも当然だと強調した。
以前からモンスターの人気・実力を高く買っているアラム氏は、井上とネリの記者会見(4日)にも来日。その席で井上のベルトを懸けての海外遠征について問われる場面があった。同氏はその質問に対し、「馬鹿げている」とバッサリ。「私の視点で言うと、日本国外でナオヤ・イノウエが試合をするというのはありえない。日本国内で、あれほどの人気と強さを誇る選手というのが他にいない」と指摘。国外での試合はメリットが見えにくいと語ったうえで、「イノウエが日本から出て試合をするのは、何のためかと聞きたいぐらいだ」と一部の米識者から噴出した海外での試合推奨論を一蹴した。
名だたる世界チャンピオンを間近で見守ってきたアラム氏。重鎮の目から見てもプロ戦績27戦全勝、世界戦連勝記録を「22」に伸ばし続けている井上の強さは異彩を放っている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】井上尚弥がTKO勝利を奪った瞬間!
去る5月6日、プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王座が東京ドームで行なわれ、王者・井上尚弥(大橋)が元世界2階級制覇のルイス・ネリ(メキシコ)と激突。井上が6回TKO勝利を収め、2度目の王座防衛に成功した。
【PHOTO】“怪物”井上尚弥vs“悪童”ルイス・ネリ!34年ぶりの東京ドーム興行メインカードをプレイバック!!
東京ドームで34年ぶりとなるボクシング興行のメインを張った井上。第1ラウンドにプロ初ダウンを喫する波乱のスタートとなったが、終わってみれば悪童から3度のダウンを奪う鮮烈なKO勝ちで決着した。
激闘後、1922年に創刊された米ボクシング専門誌『The Ring』のパウンド・フォー・パウンド(PFP)の最新ランキングで井上はトップへ返り咲き。あらためて世界のボクシング関係者に最強の座を証明した。
そんな無敵の日本人ボクサーのファイトに、米ボクシング界の大御所は畏敬の念を持って見つめている。米大手プロモーター『Top Rank』のボブ・アラムCEOはIBF世界ライト級王座決定戦、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)対ジョージ・カンボソスJr.(豪州)の試合前に格闘技リポーターのジャイ・マカリスター氏の直撃取材に応じた。その様子が同リポーターの公式YouTubeチャンネルに公開され、「イノウエは最高のファイター」と言及。スーパーバンタム級の4つのベルトを防衛した井上に賛辞を送っている。
同氏は「ナオヤ・イノウエはPFPで世界最高のファイターというだけでなく、私が今まで見た中で過去最高のボクサーだ。どの階級であろうと、関係ない。私はボクシングを見て約60年になるが、彼のような選手は見たことがない」と、モンスターの実力を高く評価。PFPで再び首位に立ったのも当然だと強調した。
以前からモンスターの人気・実力を高く買っているアラム氏は、井上とネリの記者会見(4日)にも来日。その席で井上のベルトを懸けての海外遠征について問われる場面があった。同氏はその質問に対し、「馬鹿げている」とバッサリ。「私の視点で言うと、日本国外でナオヤ・イノウエが試合をするというのはありえない。日本国内で、あれほどの人気と強さを誇る選手というのが他にいない」と指摘。国外での試合はメリットが見えにくいと語ったうえで、「イノウエが日本から出て試合をするのは、何のためかと聞きたいぐらいだ」と一部の米識者から噴出した海外での試合推奨論を一蹴した。
名だたる世界チャンピオンを間近で見守ってきたアラム氏。重鎮の目から見てもプロ戦績27戦全勝、世界戦連勝記録を「22」に伸ばし続けている井上の強さは異彩を放っている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】井上尚弥がTKO勝利を奪った瞬間!
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