2021年の東京五輪・空手女子形で銀メダルを獲得した清水希容があらためて“現役引退”への想いを明かした。
【PHOTO】強く、美しく!空手界の女王、清水希容の厳選ショットをお届け!
5月19日、清水は兵庫県尼崎市で行なわれた大会でラストとなる演武を披露。東京五輪決勝と同じ「チャタンヤラ・クーサンクー」を力強く演じ、観衆の喝采を浴びた。そして夜に公式インスタグラムを更新。「ご報告」と題して、次のように長文のメッセージを寄せた。
「この度、20年の競技生活から一線を退くことを決断致しました。
喜びもしんどさも悔しさも
多くの事を学び、経験した競技生活でした。
中々勝つことのできなかった時代
連勝ができていた時代
負けることが増えた時代
本当に色々なことがありました。
唯一、オリンピックのタイトルだけ獲ることができなかったことは悔しさが残りますが、
オリンピックの舞台は他では感じたことのない程
素晴らしい舞台でした。
私の生涯の財産となる経験です。
喜びはいつも一瞬で、
しんどいことや辛いことの方が大半でしたが、
その一瞬の喜びが他の何にも変えられない程
価値があるもので、それを知っているからこそ
ここまで頑張ってくることができました。
これまで競技を続けて来られたのも、
サポートして下さり、応援して下さった方々のおかげです。
私に関わって下さった全ての方々のおかげで
今の私が存在しています。
感謝しかありません。
ありがとうございました。
"競技では一線を退きますが
空手家としては生涯現役ですので、
今後も日々稽古し、
より技術を磨いて精進して参ります"
これまでの経験を多くの方々に
伝えていけるように、空手の知識をより増やし魅力を知ってもらえるように取り組みます。
そして、子供の頃から自分の形で人の心に残る演武をする!という想いは大切にして、これからも人の心に残るような活動をしていきたいです。
新たなステージになりますが
これからも清水希容を温かく応援していただけますと嬉しいです。
これからもよろしくお願い致します。
空手道 清水希容」
土曜日の大会後に臨んだ記者会見では、両ひざの怪我の悪化を引退の理由に挙げ、「20年間ずっと試合に出続けて身体を酷使していた。ベストが出せない状態で試合に臨むのは嫌だった」と話した30歳。そして「今年の4月頃にここで一線を置いて、これからは競技者としてではなく、空手家としてしっかり稽古に打ち込む方向にいこうかなと気持ちが変わった」と振り返った。
2013年の全日本空手道選手権で当時史上最年少となる優勝を果たすと、そこから7連覇を達成。世界選手権も14年と16年に連覇を成し遂げている。まさに日本空手女子のパイオニアとして活躍し続けた現役生活を終え、後進の指導と競技の普及に尽力しつつ、さらに空手道を追求していく。
構成●THE DIGEST編集部
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5月19日、清水は兵庫県尼崎市で行なわれた大会でラストとなる演武を披露。東京五輪決勝と同じ「チャタンヤラ・クーサンクー」を力強く演じ、観衆の喝采を浴びた。そして夜に公式インスタグラムを更新。「ご報告」と題して、次のように長文のメッセージを寄せた。
「この度、20年の競技生活から一線を退くことを決断致しました。
喜びもしんどさも悔しさも
多くの事を学び、経験した競技生活でした。
中々勝つことのできなかった時代
連勝ができていた時代
負けることが増えた時代
本当に色々なことがありました。
唯一、オリンピックのタイトルだけ獲ることができなかったことは悔しさが残りますが、
オリンピックの舞台は他では感じたことのない程
素晴らしい舞台でした。
私の生涯の財産となる経験です。
喜びはいつも一瞬で、
しんどいことや辛いことの方が大半でしたが、
その一瞬の喜びが他の何にも変えられない程
価値があるもので、それを知っているからこそ
ここまで頑張ってくることができました。
これまで競技を続けて来られたのも、
サポートして下さり、応援して下さった方々のおかげです。
私に関わって下さった全ての方々のおかげで
今の私が存在しています。
感謝しかありません。
ありがとうございました。
"競技では一線を退きますが
空手家としては生涯現役ですので、
今後も日々稽古し、
より技術を磨いて精進して参ります"
これまでの経験を多くの方々に
伝えていけるように、空手の知識をより増やし魅力を知ってもらえるように取り組みます。
そして、子供の頃から自分の形で人の心に残る演武をする!という想いは大切にして、これからも人の心に残るような活動をしていきたいです。
新たなステージになりますが
これからも清水希容を温かく応援していただけますと嬉しいです。
これからもよろしくお願い致します。
空手道 清水希容」
土曜日の大会後に臨んだ記者会見では、両ひざの怪我の悪化を引退の理由に挙げ、「20年間ずっと試合に出続けて身体を酷使していた。ベストが出せない状態で試合に臨むのは嫌だった」と話した30歳。そして「今年の4月頃にここで一線を置いて、これからは競技者としてではなく、空手家としてしっかり稽古に打ち込む方向にいこうかなと気持ちが変わった」と振り返った。
2013年の全日本空手道選手権で当時史上最年少となる優勝を果たすと、そこから7連覇を達成。世界選手権も14年と16年に連覇を成し遂げている。まさに日本空手女子のパイオニアとして活躍し続けた現役生活を終え、後進の指導と競技の普及に尽力しつつ、さらに空手道を追求していく。
構成●THE DIGEST編集部
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