パリ五輪予選を兼ねた女子バレーボール・ネーションズリーグ(NL)の1次ラウンドは6月2日までに第2週が終了。出場全16チームはそれぞれ2ラウンドを経て8試合を消化し、NL1次ラウンド順位と最新世界ランキングが確定した。
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日本はマカオで開催された第2週ラウンドを3勝1敗で切り抜けた。初戦のブラジル戦こそ落としたが、フランス、中国、そしてドミニカ共和国を下して3連勝を飾り、ここまで6勝2敗でNL順位は堂々4位。1次ラウンドの上位7チームとファイナルラウンドの開催国であるタイの計8か国が準々決勝へと駒を進める。
パリ五輪の出場権が懸かる今大会の1次ラウンド(各12試合)。女子バレーボールの五輪出場枠は「12」で、すでに7か国(開催国フランス、アメリカ、トルコ、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国)の出場が確定済みだ。日本は残る5枠(実質上は4枠)を巡る争いの渦中にあり、この1次ラウンドが終了する6月17日時点での世界ランキングが選定基準となる。
日本が出場権を得る条件はふたつ。①ランキングでアジア&オセアニア枠のトップで終えるか、②すでに出場権を獲得している7か国とまだ出場チームが確定していないアフリカ大陸のトップ(現時点でケニアが最上位)を除いた上位3チームに入る、のどちらかだ。
そんななか、日本が中国をセットカウント3対1で撃破したのは大きな収穫だった。中国は第8戦でイタリアに敗れて世界ランクが7位に後退し、代わってついに日本が逆転で6位に浮上。アジアトップの座に就いたのだ。中国メディア『捜狐体育』は「日本戦の敗北は手痛かった。アジア2位に転落してしまい、NLの順位も3位から7位に落ち込んだ。これは出場16チームのなかで最大の落差である」と嘆いた。
たとえアジアトップに立てなくとも、日本が現時点でかなり優位なポジションにあるのは間違いない。今ラウンドでパリ五輪出場権4枠を争うのは、以下の5か国に絞られた。イタリア(世界ランキング4位)、日本(同6位)、中国(同7位)、オランダ(同9位)、そしてカナダ(同10位)。日本はこのうちトップ4チームに入れば良いわけで、ボーダーラインのオランダ、カナダとは40ポイント近くの差がある。かなりの安全圏だと分かるだろう。
最終週となる第3週は6月11日に再開され、日本は地元・福岡(北九州市)でラスト4試合を戦う。対戦相手は韓国(同38位)、カナダ、セルビア(同8位)、アメリカ(同5位)で、直接のライバルであるカナダとの大一番を制せば、パリ行きがさらにぐっと近づくはずだ。
以下が暫定の最新世界ランキング・トップ12だ(★=パリ五輪出場決定国)。
【女子バレーボール・最新世界ランキング】
1位:トルコ★ 388.69ポイント
2位:ブラジル★ 382.13ポイント
3位:ポーランド★ 373.16ポイント
4位:イタリア 358.51ポイント
5位:アメリカ★ 346.78ポイント
6位:日本 329.62ポイント
7位:中国 327.57ポイント
8位:セルビア★ 324.00ポイント
9位:オランダ 290.95ポイント
10位:カナダ 288.74ポイント
11位:ドミニカ共和国★ 267.49ポイント
12位:ドイツ 217.83ポイント
以下は8試合を終えた時点のネーションズリーグ・1次ラウンドの順位表だ(上位7か国+タイが準々決勝に進出)。
【女子バレーボール・NL1次ラウンド順位表】
1位:ポーランド 8勝0敗(24ポイント)
2位:ブラジル 8勝0敗(22ポイント)
3位:イタリア 6勝2敗(19ポイント)
4位:日本 6勝2敗(18ポイント)
5位:トルコ 6勝2敗(18ポイント)
6位:カナダ 5勝3敗(15ポイント)
7位:中国 5勝3敗(15ポイント)
8位:アメリカ 4勝4敗(13ポイント)
9位:オランダ 4勝4敗(12ポイント)
10位:セルビア 3勝5敗(9ポイント)
11位:ドミニカ共和国 2勝6敗(6ポイント)
12位:ドイツ 2勝6敗(6ポイント)
13位:タイ 2勝6敗(5ポイント)
14位:韓国 1勝7敗(4ポイント)
15位:フランス 1勝7敗(4ポイント)
16位:ブルガリア 1勝7敗(2ポイント)
構成●THE DIGEST編集部
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日本はマカオで開催された第2週ラウンドを3勝1敗で切り抜けた。初戦のブラジル戦こそ落としたが、フランス、中国、そしてドミニカ共和国を下して3連勝を飾り、ここまで6勝2敗でNL順位は堂々4位。1次ラウンドの上位7チームとファイナルラウンドの開催国であるタイの計8か国が準々決勝へと駒を進める。
パリ五輪の出場権が懸かる今大会の1次ラウンド(各12試合)。女子バレーボールの五輪出場枠は「12」で、すでに7か国(開催国フランス、アメリカ、トルコ、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国)の出場が確定済みだ。日本は残る5枠(実質上は4枠)を巡る争いの渦中にあり、この1次ラウンドが終了する6月17日時点での世界ランキングが選定基準となる。
日本が出場権を得る条件はふたつ。①ランキングでアジア&オセアニア枠のトップで終えるか、②すでに出場権を獲得している7か国とまだ出場チームが確定していないアフリカ大陸のトップ(現時点でケニアが最上位)を除いた上位3チームに入る、のどちらかだ。
そんななか、日本が中国をセットカウント3対1で撃破したのは大きな収穫だった。中国は第8戦でイタリアに敗れて世界ランクが7位に後退し、代わってついに日本が逆転で6位に浮上。アジアトップの座に就いたのだ。中国メディア『捜狐体育』は「日本戦の敗北は手痛かった。アジア2位に転落してしまい、NLの順位も3位から7位に落ち込んだ。これは出場16チームのなかで最大の落差である」と嘆いた。
たとえアジアトップに立てなくとも、日本が現時点でかなり優位なポジションにあるのは間違いない。今ラウンドでパリ五輪出場権4枠を争うのは、以下の5か国に絞られた。イタリア(世界ランキング4位)、日本(同6位)、中国(同7位)、オランダ(同9位)、そしてカナダ(同10位)。日本はこのうちトップ4チームに入れば良いわけで、ボーダーラインのオランダ、カナダとは40ポイント近くの差がある。かなりの安全圏だと分かるだろう。
最終週となる第3週は6月11日に再開され、日本は地元・福岡(北九州市)でラスト4試合を戦う。対戦相手は韓国(同38位)、カナダ、セルビア(同8位)、アメリカ(同5位)で、直接のライバルであるカナダとの大一番を制せば、パリ行きがさらにぐっと近づくはずだ。
以下が暫定の最新世界ランキング・トップ12だ(★=パリ五輪出場決定国)。
【女子バレーボール・最新世界ランキング】
1位:トルコ★ 388.69ポイント
2位:ブラジル★ 382.13ポイント
3位:ポーランド★ 373.16ポイント
4位:イタリア 358.51ポイント
5位:アメリカ★ 346.78ポイント
6位:日本 329.62ポイント
7位:中国 327.57ポイント
8位:セルビア★ 324.00ポイント
9位:オランダ 290.95ポイント
10位:カナダ 288.74ポイント
11位:ドミニカ共和国★ 267.49ポイント
12位:ドイツ 217.83ポイント
以下は8試合を終えた時点のネーションズリーグ・1次ラウンドの順位表だ(上位7か国+タイが準々決勝に進出)。
【女子バレーボール・NL1次ラウンド順位表】
1位:ポーランド 8勝0敗(24ポイント)
2位:ブラジル 8勝0敗(22ポイント)
3位:イタリア 6勝2敗(19ポイント)
4位:日本 6勝2敗(18ポイント)
5位:トルコ 6勝2敗(18ポイント)
6位:カナダ 5勝3敗(15ポイント)
7位:中国 5勝3敗(15ポイント)
8位:アメリカ 4勝4敗(13ポイント)
9位:オランダ 4勝4敗(12ポイント)
10位:セルビア 3勝5敗(9ポイント)
11位:ドミニカ共和国 2勝6敗(6ポイント)
12位:ドイツ 2勝6敗(6ポイント)
13位:タイ 2勝6敗(5ポイント)
14位:韓国 1勝7敗(4ポイント)
15位:フランス 1勝7敗(4ポイント)
16位:ブルガリア 1勝7敗(2ポイント)
構成●THE DIGEST編集部
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