バレーボール

日本がドイツとの接戦をフルセットで制し通算5勝1敗!主将・石川祐希、左のエース・西田有志が21得点の大活躍!【ネーションズリーグ】

THE DIGEST編集部

2024.06.05

日本はドイツとの熱戦を制し、福岡大会2連勝を決めた。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 タフなゲームを全員バレーで勝ち切った。

 6月5日、パリ五輪の世界最終予選を兼ねたバレーボールの「ネーションズリーグ(VNL)」予選ラウンド第2週・福岡大会の第2戦が行なわれ、すでに今夏のパリ切符を獲得している男子の日本代表(世界ランキング4位)はドイツ代表(同12位)と激突。フルセットの熱戦の末、3-2(25-22、22-25、25-27、25-23、15-8)で競り勝ち、福岡大会2連勝。通算成績を5勝1敗とした。

 第1セットはイラン戦でチーム最多タイ14得点を挙げた高橋藍の強打から始まり、ポイントを取っては取られる展開に。ミドルブロッカー小野寺太志のサービスエースなどが決まり、中盤に日本がリードして先にセットカウント。最後は頼れるキャプテン・石川祐希のスパイクが決まり、日本が先取した。

 続く第2セットはドイツの高さ、強打に苦戦するも、左の大砲・西田有志が要所でド迫力なスパイクを決め、点差を離されない。日本は高橋、リベロの山本智大が必死にボールをつなぐ粘りのバレーで一時勝ち越すも、ドイツが食らい付き再逆転を許す。高橋のアタックがブロックに阻まれ、このセットはドイツが奪い返した。

 緊迫の第3セットはドイツが序盤リードを奪うが、日本はサービスエースで相手を崩しながらブロックポイントを重ねる。西田が二桁得点に達する強烈なスパイクが目立ち、ドイツの高い壁を蹴散らしていく。だが相手の粘りもあり、24-24のデュースにまでもつれた接戦を最後は落としてしまい、ドイツが連取した。
 
 負けられない第4セット、日本は相手の4連続ポイントなどでリードを奪われるが小野寺のブロック、高橋の強打など4得点で逆転するも、この日好調なドイツのサービスエースが随所に炸裂。お互い一進一退の攻防で手に汗握る展開で続いたが、先にセットポイントを握った日本が接戦をモノにし、ファイナルセットに望みをつなぐ。

 勝負の第5セット。日本は西田、石川にボールを集めて着実に得点を積み重ね主導権を握る。ここぞの場面で石川が120キロ超のサービスエースが炸裂するなど21得点。勝利に王手をかけると、最後は山内晶大が速いサーブを決めて激闘に終止符を打った。

構成●THE DIGEST編集部

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