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バレーボール

「絶対痛いよ」「足元ブレてないのスゴい」セルビアの強烈スパイクが林琴奈の顔面直撃も、笑顔振りまく“神対応”にネット大喝采! 試合後、思わず本音も【ネーションズリーグ】

THE DIGEST編集部

2024.06.16

2番の林に思わぬアクシデントが襲った。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

2番の林に思わぬアクシデントが襲った。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 気合の”顔面レシーブ”が話題沸騰だ。

 6月15日、女子バレーボールの「ネーションズリーグ(VNL)」予選ラウンド第3週・福岡大会が北九州市の西日本総合展示場で行なわれ、6大会連続の五輪出場が決まった日本代表(世界ランク7位)は東京五輪銅メダルのセルビア代表(同9位)と激突し、セットカウント3-0(25-22、25-18、25-15)でストレート完勝した。

 日本は石川真佑がサービスエースを含め最多17得点、主将の古賀紗理那がコートの左右、そしてバックアタックなど多彩な攻撃でチーム2位の14得点を挙げる活躍でセルビアを圧倒。相手が若手中心のメンバーだったとはいえ、五輪本番でも対戦する可能性がある強豪を寄せ付けず一蹴した。

 しかしこの試合、石川や古賀だけでなく、もうひとりのアウトサイドヒッター・林琴奈が魅せた痛烈プレーがコート上を震撼させた。

 第3セット途中、13対6で日本が7点リードした場面だ。山田二千華のサーブから始まり、セルビアの33番ヨヴァナ・チェトコビッチが強烈スパイクを放つと、なんとそのボールが林の顔面にダイレクトに直撃。思わぬアクシデントにチームメイトや相手選手も啞然とする表情を浮かべ、心配して即座に駆け寄るが、本人は笑顔を振りまきながら問題ないことをアピールした。会場も一時騒然としたが、セルビアの得点となり試合はすぐに再開。そのあと林は何事もなく、プレーを最後まで続けて勝利に貢献した。
 
 林の気迫プレーにネット上では「顔面絶対痛いよ…」「琴奈ちゃん顔面レシーブ怖すぎやあ」「これだからストレートは怖いのよ」「あんな顔面に速球当てられても足元ブレてない!体幹スゴすぎ」「スパイク顔面に食らった高校時代を思い出しました」「強烈スパイクが顔面直撃→相手がネット潜って謝ってきた」「強烈顔面レシーブ直後の笑顔が気分爽快」などと、林を心配する声が多く上がった。

 その一方で、すぐに謝罪したセルビア選手にも「スポーツマンシップ溢れる素晴らしい対応」「スパイク打ったセルビア選手もビックリしてる」「故意ではなく、お互い全力プレーの結果だからね」など、好感が寄せられた。

 試合後、林はインタビュアーから単刀直入に「痛くなかったですか?」と、顔面レシーブについて問われると、「全然大丈夫です。ハハハハハ」と笑顔で答えた。しかし、そのあと「痛かったですけど、勝ったのでもう大丈夫です」と本音を漏らし、やはり相当の痛さだったと告白して会場の笑いを誘った。

 林は続けて、13日カナダ戦の大逆転負けの反省点を口にし、「しっかり気持ちを切り替えて集中力を持って戦うことができた」と強調。「今までの頑張り、誰ひとり欠けることなく戦えるチームだったので、全員で戦えたことが今の結果につながった」と勝利を喜んだ。

 福岡ラウンド最終戦となる16日の米国戦については「実力が高く、ハードワークするチーム」と警戒するが、「自分たちがもっともっとハードワークして、明日も全員で勝ち切れるように頑張ります」と再び笑顔を見せて、打倒・東京五輪女王を誓った。

構成●THE DIGEST編集部

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