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モータースポーツ

2戦連続入賞なしの角田裕毅、車の進歩を感じて迎える「色々な意味で重要な」イギリスGPでの巻き返しに意気込み!

THE DIGEST編集部

2024.07.04

今週末のイギリスGPに向けて意気込みを語る角田。(C)Getty Images

今週末のイギリスGPに向けて意気込みを語る角田。(C)Getty Images

 F1第12戦イギリス・グランプリが今週末に「シルバーストーン・サーキット」で開催される。

 この3連戦、最初の2戦でポイントを獲得できずに終わったビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は、最終戦となる伝統のレースでの巻き返しを狙っており、チームの公式サイトを通して、以下のように意気込みを示した。

「シルバーストーンでのレースが大好きです。ドライバーやエンジニアにとっては、ベストなセットアップを見つけるのが非常に大変ですが、天候がそれをさらに複雑にするかもしれません。オーストリアGPで車の進歩が見られた上に、今週末は少なくともフリー走行が3時間(3回)あるので、より車を理解できる自信があります」

「観客は素晴らしく、とても親切で、イギリス人ドライバーに対してだけでなく、モータースポーツ全般に情熱を抱いています。コースについては、歴史があり、ハイスピードで、走るのが楽しみです。完全なホームサーキットとは言えないものの、近くにチームの施設があるため、色々な意味で重要なレースであり、良い結果を出したいと思っています。素晴らしいセクションが幾つもあり、特にマゴッツ、ベケット、そしてストウの高速右コーナーも好きです」
 
 一方、RBのテクニカルディレクター、ジョディ・エッギントンは「オーストリアで空力アップデートについて多くのことが分かり、シルバーストーンに向けて最適化された空力パッケージをまとめることができた」と語り、チームの本社やファクトリーから近いサーキットでのレースで、ドライバーにより改善された車を用意できることに満足感を抱いている。

 イタリアの自動車専門メディア『MOTORIONLINE』は、RBの2人のドライバーについて「オーストリアでポイント圏内に入ったダニエル・リカルドは、イギリスでも自身の実力を示すことを目指す。来季の去就がまだ決定していないオーストラリア人は、全てのチャンスを最大限に活かそうとしている。一方、レッドブルリンクでの週末が不調だった角田も、この週末には重要な目標がある」と綴った。

 同じくイタリアのモータースポーツ専門サイト『FormulaPassion.it』は、「RBの両ドライバーは最近のVCARB01の進歩を受け、シルバーストーンでのレースに自信を持っており、今季(決勝では)一度も達成できていないダブルポイント獲得に向けて興奮とモチベーションを抱いている」と、ファエンツァのチームのポジティブな雰囲気を伝えるとともに、今週末の躍進に期待を寄せている。

 前述の通り、直近の2戦では入賞を逃し、チームメイトには決勝で3連敗を喫していることもあり、各国メディアから「序盤からの勢いは徐々に失われていった」とも指摘されている角田。まだドライバーランキングでは10位を維持し、F1公式サイト『F1.com』の「パワーランキング」でも今季平均採点で8位とトップ5勢に割って入っている彼が、再び上昇気流に乗ることができるか、非常に興味深い。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】「よく戻しましたね!」角田裕毅、縁石に乗り上げスピンを喫するも…なんとか体勢を立て直す
 
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