F1第12戦のイギリス・グランプリは7月6日に予選が行なわれ、ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は13番手につけている。
3連戦の最終戦となる今週末は、最初のセッションがスピンにより5周で終了という良くない形でスタートした角田だが、フリー走行3回目で26周回を重ねて全体14番手となる1分38秒820のベストタイムを計測して迎えた予選では、ウェットコンディションでスタートしたトリッキーなQ1を、ソフトタイムでの連続走行が奏功して6番手の1分30秒994でクリア。ただ、完全なドライとなったQ2では、13番手の1分27秒269が精一杯だった。
予選後、角田はチームの公式サイト等を通して、「今日の自分たちの対応には満足しています。チームとは良い連係で、変化する天候に適応するために上手くコミュニケーションが取れました」と、Q1での好結果についてはポジティブな印象を明かすとともに、以下のようにも語っている。
「フリー走行からペースが足りず、予選は難しいものになると分かっていましたが、それでも周囲との差を詰められなかったのは残念です。しかし競争は激しく、何が起こるか分かりません。ここでも先週同様、高速コーナーでのペース不足に苦しんでいますが、決勝に向けてパフォーマンスを最大限に引き出すために努力します。ウェットコンディションでのペースは良いので、(予選同様に)天候に適応し、コミュニケーションを上手く取れるかどうかが鍵になります」
一方でメディアに対しては、「明らかに、今の状況には満足できません」と本音を明かし、「ライバルとは接近しているので、明日に向けて最善を尽くします」と意気込みを示した。
RBは角田とダニエル・リカルド(予選15番手)の両ドライバーについて、SNSで「このセッションでは2人とも素晴らしいラップを刻んだ。(決勝では)ここからポジションを上げられるだろう」と投稿し、その労をねぎったが、テクニカルディレクターのジョディ・エッギントンは「ドライバーとチームが非常に上手く連係し、Q1ではチャンスを最大限に活かせた。Q2はダブルプッシュを敢行したが、この時点でQ3に進むのが難しいことは明らかだった」と振り返っている。
各国専門メディアは、ブラジルのF1専門サイト『F1MANIA』が「RBにとって予選は、様々な条件の下で行なわれ、ドライバーもチームも、シルバーストーンでの土曜日がチャレンジングなものとなったという感想を共有している」と伝え、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は以下のように綴った。
「RBは両方の車がQ2に進出。混乱した最初のラウンドでは、変化するコンディションの“ルーレット”を上手く利用し、角田とリカルドはそれぞれ6番手と10番手のポジションでこれを通過した。しかしQ2では状況が変わり、13番手と15番手に甘んじることを余儀なくされている」
最後に『NEXTGEN-AUTO』は、「RBの日本人ドライバーは、自身の車のペースに満足していない。日曜日のレースでは展開によって順位を上げることを望んでいるものの、VCARB 01のパフォーマンスが不足していることを懸念している」と、依然として車の性能不足が改善されていないことを指摘している。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅、6番手でQ1突破! イギリスGP
3連戦の最終戦となる今週末は、最初のセッションがスピンにより5周で終了という良くない形でスタートした角田だが、フリー走行3回目で26周回を重ねて全体14番手となる1分38秒820のベストタイムを計測して迎えた予選では、ウェットコンディションでスタートしたトリッキーなQ1を、ソフトタイムでの連続走行が奏功して6番手の1分30秒994でクリア。ただ、完全なドライとなったQ2では、13番手の1分27秒269が精一杯だった。
予選後、角田はチームの公式サイト等を通して、「今日の自分たちの対応には満足しています。チームとは良い連係で、変化する天候に適応するために上手くコミュニケーションが取れました」と、Q1での好結果についてはポジティブな印象を明かすとともに、以下のようにも語っている。
「フリー走行からペースが足りず、予選は難しいものになると分かっていましたが、それでも周囲との差を詰められなかったのは残念です。しかし競争は激しく、何が起こるか分かりません。ここでも先週同様、高速コーナーでのペース不足に苦しんでいますが、決勝に向けてパフォーマンスを最大限に引き出すために努力します。ウェットコンディションでのペースは良いので、(予選同様に)天候に適応し、コミュニケーションを上手く取れるかどうかが鍵になります」
一方でメディアに対しては、「明らかに、今の状況には満足できません」と本音を明かし、「ライバルとは接近しているので、明日に向けて最善を尽くします」と意気込みを示した。
RBは角田とダニエル・リカルド(予選15番手)の両ドライバーについて、SNSで「このセッションでは2人とも素晴らしいラップを刻んだ。(決勝では)ここからポジションを上げられるだろう」と投稿し、その労をねぎったが、テクニカルディレクターのジョディ・エッギントンは「ドライバーとチームが非常に上手く連係し、Q1ではチャンスを最大限に活かせた。Q2はダブルプッシュを敢行したが、この時点でQ3に進むのが難しいことは明らかだった」と振り返っている。
各国専門メディアは、ブラジルのF1専門サイト『F1MANIA』が「RBにとって予選は、様々な条件の下で行なわれ、ドライバーもチームも、シルバーストーンでの土曜日がチャレンジングなものとなったという感想を共有している」と伝え、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は以下のように綴った。
「RBは両方の車がQ2に進出。混乱した最初のラウンドでは、変化するコンディションの“ルーレット”を上手く利用し、角田とリカルドはそれぞれ6番手と10番手のポジションでこれを通過した。しかしQ2では状況が変わり、13番手と15番手に甘んじることを余儀なくされている」
最後に『NEXTGEN-AUTO』は、「RBの日本人ドライバーは、自身の車のペースに満足していない。日曜日のレースでは展開によって順位を上げることを望んでいるものの、VCARB 01のパフォーマンスが不足していることを懸念している」と、依然として車の性能不足が改善されていないことを指摘している。
構成●THE DIGEST編集部
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