バレーボール

【男子バレー】西田有志が妻・古賀紗理那の“現役引退”舞台裏を告白! 覚悟を決めた主将が発表後に漏らした本音とは

大田更紗(THE DIGEST編集部)

2024.07.10

ひたむきに努力し続ける西田。妻の古賀に畏敬の念を示した。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 バレーボール男子日本代表が7月10日、都内でパリ五輪に向けて取材会見を行なった。西田有志(大阪ブルテオン)は、妻で女子日本代表キャプテン古賀紗理那(NEC)の現役引退について言及した。
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 前日、古賀が自身のインスタグラムを通じて、パリ五輪をもって現役を引退すると発表。西田は「発表する時、一緒にいた。本人は『すっきりした』と言っている。隠しながらやるよりも、すっきりして最後の試合に臨めるのがいいのではないかという話もしていた」と舞台裏を明かした。

 夫婦の間では2、3年前から引退時期について話し合ってきたという。西田は「彼女自身も(東京)オリンピックで悔しい想いをして、引退も考えていた。そのなかで、NECでプレーして、だんだんパフォーマンスも上がってきて良くなってきた」とすぐに決断に至らなかった理由を説明し、こう続けた。
 
「彼女の努力はすごいし、そこが強みでもあると思う。彼女は人生設計を決めることが今のパフォーマンスにつながっている。僕はこれだけ結果を出しているからいいじゃないって。逆に次の目標は何にするのかと考えた時に、すっきり終わるならそこ(パリ五輪)かもねと話していた」

 そんな古賀について、西田は「常にストイック。自分よりも結果を出しているし、素直にかっこいいなと思う」と本音を吐露。古賀の努力をずっと間近で見てきたという左のエースは、「僕は努力している人を全員応援したい。そういう人が最後は結局笑う」と見解を述べた。

 前日のミーティングで、チームは目標を金メダルに設定。西田は「金メダルは狙えると思う。『このチームだから、そこ目指すでしょ』と全員が口にしていた」とし、準備万端で本番に臨む。

取材・文●大田更紗(THE DIGEST編集部)

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