パリ五輪の開幕が直前に迫った現地７月22日、米老舗スポーツ誌『Sports Illustrated』のブライアン・カズヌーヴ記者は、「パリで勝つのは誰だ？ 同誌が選ぶ2024年五輪の全メダリスト」との見出しで特集を掲載。現地７月26日～８月11日の17日間にわたって行なわれる32競技329種目の金、銀、銅メダリストを予想した。

　日本が獲得するメダルは、金21、銀10、銅15の計46個という予測だ。21年開催の東京五輪では、金27、銀14、銅17の計58個と好成績を上げ、金メダル数、メダル総数ともに日本の史上最高記録を更新。しかし今回公開された同記事の予測は、いずれもそれに次ぐ過去２番目の数字となっている。

　なかでも柔道は、男子66キロ級の阿部一二三、女子48キロ級の角田夏実、同57キロ級の舟久保遥香、同70キロ級の新添左季、同78キロ級の素根輝、混合団体戦が金メダルという予想。男子73キロ級の橋本壮市、女子52キロ級の阿部詩など、銀、銅メダルの予測も含めれば、計10回の表彰台が期待されているようだ。
  　体操では、橋本大輝が個人総合と種目別鉄棒で連覇を果たし、さらに男子団体を加えて“３冠”達成という予測。またレスリング女子フリースタイルは、50キロ級の須﨑優衣、53キロ級の藤波朱理、57キロ級の櫻井つぐみ、68キロ級の尾﨑野乃香、76キロ級の鏡優翔が金メダリストとして見込まれている。

　なお、このほか金メダリストには、バドミントン女子シングルスの山口茜、ボクシング男子71キロ級の岡沢セオン、フェンシング女子サーブルの江村美咲、スケートボード男子ストリートの白井空良、スケートボード女子パークの開心那、水泳男子200メートルバタフライの本多灯、陸上女子やり投げの北口榛花が予想されている。

構成●THE DIGEST編集部

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