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英国スポーツ界に激震! 馬術の金メダリスト女王が“執拗な馬への虐待行為”で五輪辞退を発表!「まるでサーカスの象にムチを打つように…」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.07.24

通算で6つの五輪メダルに輝くデュジャルダン。国民的アスリートの“出場辞退”に英国が揺れた。(C)Getty Images

 パリ五輪開幕を目前に控え、英国スポーツ界に激震が走った。現地7月23日、馬術界のスーパスターであるシャーロット・デュジャルダンが大会出場を辞退したのだ。英紙『Daily Mail』などが大々的に報じている。
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 事の発端は現地月曜日、国際馬術連盟(FEI)にひとつの告発が提出された。そこに添えられていた動画のなかには、デュジャルダンが馬に必要以上に激しく鞭を打つ様子が収録されており、朝のテレビ番組で放送されて一気にスキャンダルへと発展した。

 告発者の代理人であるオランダ人弁護士によると、事件が起こったのは4年前。19歳の女性がデュジャルダンのレッスンを受けるために彼女の元を訪れた際に、少なくとも24回以上にも渡って愛馬がムチで打たれたという。同弁護士は「この映像の場面だけでなく、デュジャルダンはずっとこんな調子だった。彼女の厩舎を訪れるたびに目撃していたんだ。あんなに激しく叩くなんて信じられなかった」と話し、「まるでサーカスの象にムチを打っているかのようだった」とも形容している。

 FEIがすぐさま調査に乗り出すと、デュジャルダンは事実を認め、文書で声明を発表。「4年前に撮影された映像で、コーチングのプロセスにおける判断ミスが明らかになりました。FEIの調査するなかで私は、パリ五輪を含むすべての競技への出場を辞退する決定を下しました」と綴り、「弁解の余地はありません。私は自身を深く恥じており、もっと適切な模範を示すべきでした」と猛省。そのうえで「本来の私ではなかった。自分の馬や教え子たちへの振る舞いを反映したものでは決してありません」と理解を求め、「英国代表チーム、ファン、スポンサーのすべてをガッカリさせてしまい、本当に申し訳なく思っています」と謝罪の意を示した。
 
 その声明が出た直後、FEIはデュジャルダンに対して即時実効となる「出場停止6か月」の処分を言い渡した。あくまで暫定的な裁定であり、イングマール・デ・ボス会長は「深く失望している」とコメント。一方で「シャーロットは自身の行為について真摯な反省を表明しており、我々は彼女が責任を取ろうとする意思を確認した。その点に関しては高く評価している」と付け加えた。デュジャルダンは「今後調査プロセスが完了するまで、これ以上のコメントは控えさせていただきます」と書き添えている。

 現在39歳のデュジャルダンは過去3度の五輪で6つのメダルを獲得。これは英国出身の女性アスリートでは最多タイで、自転車競技のローラ・ケニー(今年3月に引退)と並んでいる。英国ではデュジャルダンがパリ五輪で7つ目のメダルを獲るかに大きな注目が集まっていた。

構成●THE DIGEST編集部

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