卓球

「最近絶好調だ」張本智和に中国メディア熱視線! 母国エースとの同ブロック入りに「どちらかがメダルを逃すことになる」と警戒【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.07.26

メダルが期待される卓球男子の張本。ライバル中国のメディアからも注目される存在だ。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 パリ五輪の卓球競技は、各種目の組み合わせ抽選が行なわれ、いよいよ7月27日からの競技スタートを待つばかりとなった。

【画像】数々の記録を打ち立てる!卓球界の若きエース、張本智和フォトギャラリー!
 その中で、男子シングルスの組み合わせに中国メディア『捜狐』が注目している。世界選手権2連覇中である中国の樊振東(ファン・ジェンドン)と、日本の張本智和が同ブロックとなったからだ。両者とも順調に勝ち上がれば準々決勝で対戦する。前回東京五輪では銀メダルを獲得した樊振東だが、日本のエースである張本とベスト4を懸けて対戦する可能性が高まったとして、「2人が同時に準決勝に進むことはできず、少なくともどちらかがメダルを逃すことになる」と断じている。

 また、「両者は以前から頻繁に対戦しており、樊振東がやや優勢だが、張本智和は最近絶好調だ」と評しており、「最近の素晴らしいパフォーマンスは依然としてオリンピックでの活躍に期待を抱かせている」として、称賛の言葉を並べた。

 その上で、張本の国際大会の実績にも言及しており、「WTTチュニジア大会とバンコク大会の男子シングルス、男子ダブルス、混合ダブルスで、合計6回の優勝を果たした。さらに、WTTザグレブ、リュブリャナでもそれぞれ混合ダブルスで優勝し、合計8 回のチャンピオンシップ成績で彼の強力な競技力を証明した」と振り返っている。

 他にも同メディアは、「特にWTTバンコクの男子シングルス決勝では、張本智和が林高遠を4-0で下し、オリンピックへの自信とモチベーションを高める勝利を収めた」として、中国選手からの白星にもフォーカスしている。

 パリ五輪では混合ダブルス、シングルス、団体とすべての種目に出場する張本。いずれもメダル争いに加わることはもちろん、早田ひなとの混合ダブルスでは、金メダル獲得への期待も寄せられている。まさに五輪の頂点を見据える日本チームのエースとして大会に臨む21歳に対し、同メディアは警戒心を隠そうとしない。

 また、「卓球男子シングルスの競争は非常に熾烈を極め、樊振東と張本は対戦を迎える前に、他の選手も倒さなければならない」と綴っており、強豪がひしめくブロックであるとも強調している。

 いずれにせよ両者が対戦を迎える場合、4強入りへの挑戦権を懸けた大一番となることは間違いない。そして2度目の五輪の舞台に立つ張本には、中国勢を破ってのメダル獲得という偉業への期待感も高まり続けている。

構成●THE DIGEST編集部
【画像】早田ひな、伊藤美誠、平野美宇、張本美和...女子卓球界が誇る"異次元の天才"たちを一挙にチェック!

【画像】日本女子卓球の新エース! 可憐にして豪快な早田ひなの厳選ショットをお届け!

【関連記事】「ちょっと待って」「すごい2S」石川佳純が仲良しテニス選手とピースサイン! 貴重な共演に同僚ツッコミ「練習中に緊張するなと思ったら…」【パリ五輪】