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「許されない失態」開会式で”上下逆さ”で掲揚された五輪旗に海外メディアは厳しく追及。痛烈皮肉も「到着を4時間待ってたせいで間違えたかも」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.07.27

開会式で五輪旗が上下逆に掲げられた。(C)Getty Images

 前代未聞の失態を犯した。

 現地7月26日、パリ五輪の開会式が行なわれた。夏のオリンピック史上初めて競技場外で実施された祭典はセーヌ川沿いにアスリートが船に乗って行進。強い雨が降る悪天候のなか多彩なショーや映像演出に加え、歴代の五輪金メダリストや世界的歌手レディー・ガガやセリーヌ・ディオンの登場でパリ市内は最高潮に盛り上がり、近年の大会とは一線を画した開会式は幕を閉じた。
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 ところが、選手入場後にトロカデロ広場で行なわれた式典で"事件"が起きた。音楽とともにポールに掲揚された五輪旗が、本来は五つの輪のうち青、黒、赤の3色の輪が上になっていなければならないところ、なんと下になった状態で掲揚。上下逆さに掲げられる信じられないミスがあった。

 世界中が見守る祭典で起きた失態を海外メディアは見逃していない。オーストラリア最大のニュースサイト『ABC.net.au』は「許されない失態が、記念すべきパリの開会式で起きた」と厳しく断じた。

 同サイトは「なんてこった。開会式は終了したが、世界中のスポーツファンはパリの主催者によるかなり見事な失敗を指摘している。オリンピック旗はセーヌ川沿いの長い旅を経て掲げられる際、逆さまに掲げられた」と非難した。
 
 同社のジェームズ・マッカーン記者は開会式の速報テキストのなかで、「本来の姿はこうあるべきだった」と正しく掲揚されている五輪旗の写真を添えたうえで、「到着を4時間近く待っていたせいで間違えたのかもしれない。彼らが通りの向こうのエッフェル塔を眺めていれば、五輪旗をどのように掲げるべきだったかが分かっただろうに」と皮肉を交えながら綴った。

 壮大で優雅な演出があり、最後はセリーヌ・ディオンの美しい歌声による「愛の讃歌」で締まった開会式。その中で起きてしまったミスは決して小さくない。

構成●THE DIGEST編集部

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