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柔道・角田夏実が銀メダル以上確定も、不可解判定に対戦相手が”ブチギレ”! 審判を睨みつけた態度に海外記者は苦言「泥をかぶった」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.07.28

角田(青)は相手の反則負けで決勝に進出。敗れたバブルファス(白)は審判に猛抗議した。(C) Getty Images

角田(青)は相手の反則負けで決勝に進出。敗れたバブルファス(白)は審判に猛抗議した。(C) Getty Images

 後味の悪さが残るメダル確定だ。

 現地7月27日、パリ五輪の柔道女子48キロ級で角田夏実が準決勝で18歳のタラ・バブルファス(スウェーデン)と対戦し、相手の指導3つにより反則勝ちを収め、メダルを確定させた。
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 角田は得意の寝技に持ち込もうとするが相手もしっかりと研究し、腕をとらせない。決め手を欠いた両者はこう着状態のまま指導が2つ与えられ、試合は勝負がつかずゴールデンスコアによる延長戦に突入した。

 延長でも戦況は変わらないまま迎えた2分55秒、バブルファスが積極的に組みにいかないと判断した主審が同選手に3回目の指導を与え、角田がまさかの反則勝ち。不可解なジャッジに当然納得がいかないバブルファスは審判に詰め寄るほど猛抗議を見せるが、判定は覆らず。コーチも納得がいかない表情を浮かべ、会場は大ブーイングに包まれた。

 決着後、角田とは健闘を分かち合ったバブルファスだが、畳を降りるときには審判を睨みつけるかのような視線を向けて引き揚げた。
 
 この試合を見守った海外記者は「主審の判定は常に尊重しなければならない」と前置きしたうえで、「あの失格後のバブルファスの行動は非常に残念だった。このスウェーデン人はナツミ・ツノダに対して素晴らしい柔道をしていたが、最後は彼女の態度のせいで泥をかぶることになった」と綴り、18歳が起こした振る舞いに否定的だった。

 決勝進出により、角田は今大会の日本選手団パリ五輪メダル第1号が確定した。決勝はバーサンフー・バブードルジ(モンゴル)と金メダルを懸けて臨む。

構成●THE DIGEST編集部

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