大会３日目の７月28日、パリのコンコルド広場でスケートボード・女子ストリートの予選が行なわれ、日本の14歳・吉沢恋がトータルスコア258.92ポイントをマークし、予選全体１位で決勝進出（８枠）を果たした。

　吉沢のラン１本目は開始直後、いきなり水平に360度回転する大技を披露し、14歳が会場を沸かせた。その後も順調にトリックをメイクしていき、難易度の高いトリックも披露。解説の瀬尻稜氏も思わず「おおー」とコメントしたトリックは、83.59ポイントをマークした。

　２本目も難なくライディングを披露。同氏は吉沢の滑りを「安定感がある。ミスしなさそう」「大満足ぐらいめちゃくちゃよかった」とコメントした。

　さらに、トリック１本目では「ビッグスピン」で86.65ポイントをマーク。「速すぎて分からないぐらい精度が高くて完璧な着地」と瀬尻氏は高く評価。２本目も「うわーやば」「予選通過したんじゃないですか」と唸るほどの大技をメイクし、88.68ポイントを叩き出した。これには会場からも大きな歓声が上がった。
 

　３本目は78.19ポイントを記録。４本目、５本目はノーカウントで、トータルスコア258.92ポイントをマークし、予選全体１位で決勝進出を決めた。

　予選の全体１位で決勝進出を決めた吉沢にSNS上では「若いのにすごー」「（暫定）１位通過か。すごいな」「スケートボードって、十代半ばくらいの選手が多くてびっくり」「ココちゃんすげえ！流石すぎる！」「カッコよすぎ」などと歓喜のコメントで溢れた。

構成●THE DIGEST編集部

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