現地７月28日にパリ五輪の柔道が行なわれ、女子52キロ級で連覇を狙った阿部詩が２回戦でまさかの一本負けを喫した。

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　東京五輪で金メダルを獲得し、パリ大会では連覇が期待されていた。相手は世界ランク１位のディヨラ・ケルディヨロワ。それでも阿部が優勢と見られていた。

　２分15秒に内股で技ありを奪った阿部が、試合を優位に進めていた。しかし、さらに技をかけようと前に出た３分４秒、相手に倒されて逆転の一本負け。
  　２回戦敗退のため敗者復活戦に出場できず、阿部のメダル獲得の可能性は潰えた。

　圧倒的な金メダル候補といわれた阿部の敗退に、仏紙『L'Équipe』も反応した。公式Ｘ（旧ツイッター）で「東京五輪のチャンピオン、日本人のウタ・アベが、すべての予想に反して敗れた。52キロ級で何度も世界一に輝いたアベが、ベスト16で大会を去った」とポスト。泣き崩れる試合後の阿部の写真も掲載した。

　阿部のまさかの敗退は、フランスでも大きな話題となっている。

構成●THE DIGEST編集部

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