体操

「主将不在のなかで力強い演技」米メディアが日本体操女子を称賛! 代表辞退の宮田笙子は「メダル獲得を狙う日本にとって最大の希望だった」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.07.29

エースを欠きながらも善戦している女子体操の4人。写真:西村尚己/アフロスポーツ

 初出場の4人が意地を見せた。

 現地7月28日、ベルシー・アリーナにてパリ五輪の体操女子予選が行なわれ、団体総合で1964年東京大会以来60年ぶりのメダル獲得を目指す日本は、岸里奈、岡村真、中村遥香、牛奥小羽という異例の4人体制で出場。目標の160点を大きく上回る4種目合計162.196点をマークし、5位で5大会連続の決勝進出を決めた。

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 五輪開幕直前には、主将を務める宮田笙子の喫煙、飲酒疑惑が浮上し、電撃帰国の末に欠場を発表。怪我や病気による代表辞退でないことから補欠の繰り上げはできず、異例の4人体制で今大会に臨む事態となった。ただ、この動揺があるなか、岸、岡村、中村、牛奥はそれぞれ安定した演技を披露。チームワークで困難を乗り越えている。

 また、その生き生きとしたパフォーマンスには、各方面から称賛の声が続々。なかでも五輪の米国放映権を持つ放送局『NBC Sports』は、「日本チームがキャプテン不在のなかで力強い演技を披露した」との見出しで記事を掲載。「2024年パリ五輪の予選を終え、体操女子日本代表が好位置につけている」と注目を寄せた。

 さらに記事内で同局は、「他のチームが5人体制で出場するなか、日本チームは大会前に主将のショウコ・ミヤタが離脱したため、わずか4人で戦っている」と紹介。「ミヤタは、パリ大会でメダル獲得を狙う日本にとって最大の希望だった」としながらも、「若さあふれる日本チームが圧倒的な自信を持って演技した」と絶賛している。

 思わぬ事態にも動じず予選通過を決めた日本代表。はたして次は、どんなパフォーマンスが見られるだろうか。注目の決勝は、日本時間31日午前1時15分から開始予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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