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絶対王者にキックをお見舞いしたジョージア柔道男子が“非スポーツマン行為”で大会除外処分! 愚行によって敗者復活戦から除外→銅メダルの可能性消滅【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.08.02

一本を決められた直後にリネール(青)にキックを繰り出すツシシビリ(白)。最終的に大会除外処分を受けた。(C)Getty Images

一本を決められた直後にリネール(青)にキックを繰り出すツシシビリ(白)。最終的に大会除外処分を受けた。(C)Getty Images

 愚行の代償は大きかった。

 現地8月2日、パリ五輪・男子柔道100キロ超級の準々決勝が行なわれ、絶対王者のテディ・リネール(フランス)がグラム・ツシシビリ(ジョージア)と対戦。前代未聞のハプニングが起こったのは勝敗が決した直後だった。
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 絶対王者リネールが一本勝ちを決めて試合終了と思いきや、ツシシビリは相手のガッツポーズに反応して、下になった状態からキックをお見舞いする。リネールが倒れてからも罵声を浴びせ、顔に手を押しつけるなどした。超満員の会場からは特大のブーイング。起き上がったリネールが右拳を突き上げて観衆を煽ると、ふたたび一触即発の不穏なムードが漂った。
 
 結果的にツシシビリは反則負けとなり、不満げに上半身裸になって退場。会場はブーイングとセレブレーションが入り乱れるカオスと化した。

 その後、IOC(国際オリンピック連盟)は公式リリースを発表し、「グラム・ツシシビリは失格となった。非スポーツマン行為によって競技を続けることができなくなった」と報告。事の発端がリネールの振る舞いにあったのだとしても、キックを繰り出した罪は重い。敗者復活戦から除外され、銅メダル獲得のチャンスをフイにしてしまった。

構成●THE DIGEST編集部

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