体格差を物ともせず勝ち切った。

　現地８月３日、パリ五輪の柔道競技は混合団体戦決勝が行なわれ、日本は前回覇者のフランスと対戦。勝負は３勝３敗のタイで迎え、抽選で選ばれた階級での試合でフランスのテディ・リネールが斉藤立を下し、フランスが２大会連続の金メダル。柔道発祥国の威信をかけ、王座奪還を目指したが惜しくも２大会連続の銀メダルとなった。

　日本は先鋒の村尾三四郎が一本勝ちを収め、まず１勝目を収めた。そして２人目には女子70キロを超えるクラスで、高山莉加がロマンヌ・ディコと対戦した。
  　相手は身長180センチ、体重95キロ。階級が上でパワーも歴然だった。体格差を生かしたディコのパワーに圧倒され、帯の辺りを掴まれて持ち上げられ運ばれる場面もあった。しかし、高山は開始１分52秒に大内刈りで技ありを奪った。粘り強い柔道で、そのまま優勢勝ちを収めた。

　高山の熱戦にネット上も感動。「激熱」「超どアウェーの中、よく戦った」「階級差のある戦い、見応えがすごい」「もて遊ばれるような体格差から、投げて抑え込み。頑張りに泣きそう」など、体格差を物ともせず、勝利を収めた高山に称賛が上がった。

構成●THE DIGEST編集部

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