現地８月６日、パリ五輪のレスリング女子50キロ級が行なわれ、東京五輪金メダリストの須﨑優衣が１回戦で衝撃の敗北を喫した。連覇への道は潰えたが、銅メダルを懸けた”ラストチャンス”の切符が転がり込んだ。

　初戦は２点リードしながら、第２ピリオド残り10秒で相手に押し切られてバックを取られた須﨑。勝利を目前にしながら、悪夢の逆転負けに試合直後は呆然と立ち尽くすしかなかった。試合後のインタビューでは号泣。「いろんな人に支えてもらってここまでやってきたんですけど、私１人じゃなくてみんなの努力を無駄にしてしまったので、本当に申し訳ない気持ちです」と、涙ながらに話した。

　ところが、悲嘆に暮れる絶対女王に再びメダル獲得のチャンスが巡ってきた。須﨑に勝利して勢いに乗ったインドのビネシュ・ビネシュが決勝進出を果たしたため、７日に実施される敗者復活戦の出場をゲット。東京大会の金メダリストが銅メダルを懸け、もう一度マットに立つ権利を得た。
  　この朗報に深夜の日本列島は歓喜。「マジでか!? 良かった！」「インドの選手が決勝進出ってめっちゃ強いやん！」「ビネシュさん、ありがとう！須﨑選手思い切り戦ってほしいな」「それだけ須﨑対策にすべて賭けてきたってことやね」などなど、メダル獲得のチャンスや勝ったインド選手の強さに脱帽するコメントが寄せられた。

構成●THE DIGEST編集部

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