メダルを懸けた戦いを前に、衝撃のニュースが飛び込んできた。

　現地８月７日に行なわれるパリ五輪・女子レスリングのフリースタイル50キロ級決勝で、サラ・ヒルダーブラント（米国）と対戦する予定だったビネシュ・ビネシュ（インド）が、なんと体重超過によって失格になったと発表されたのだ。50キロの制限を100グラムほど超えていたとみられる。
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　ビネシュは１回戦で格上の須﨑優衣を倒す番狂わせを演じた。勢いに乗ってファイナルまで勝ち進んだが、米ネットワーク『ESPN』によると準決勝を終えたあとに体重が増えてしまったという。ハードなトレーニングなどで懸命の減量を試みたが最終的に100グラム超過で失格。無理がたたったのか、現在はパリ市内の病院に脱水症状で入院中だ。
  　これによって準決勝でビネシュに敗れたジュスネイリス・グスマン（キューバ）が繰り上がりで決勝に進出。ビネシュのファイナル行きで敗者復活戦に回っていた須﨑にも影響があり、こちらも繰り上がっていきなり３位決定戦でオクサナ・リバチ（ウクライナ）と対戦することが決まった。

　風雲急を告げる女子50キロ級。はたしてどのような結末を迎えるのか。

構成●THE DIGEST編集部

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