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話題の台湾女子ボクサーは金4個マルシャンのほぼ倍額!英メディアがメダル報奨金額トップ10を発表「大きな格差が明らかになった」

THE DIGEST編集部

2024.08.16

メダル報奨金は各国によって大きな差があるようだ。(C) Getty Images

メダル報奨金は各国によって大きな差があるようだ。(C) Getty Images

 オリンピックでメダルを獲得した選手に贈られる報奨金にはかなりの格差があるようだ。

 英メディア『Inside the Games』が現地8月15日、今回のパリ五輪においてメダリストたちが受け取った報奨金について調査し、国によって金額には「大きな格差があることが明らかになった」と報じている。

 同メディアによれば、パリ五輪で最大の報奨金を受け取ったのは、香港のフェンシング個人競技で金メダルを獲得した2選手で、彼らは「金メダル1個で、それぞれ70万ユーロ(約1億1400万円)を獲得した」という。一方で、今大会個人最多4個の金メダルを含む5個のメダルを獲得したフランスのレオン・マルシャンは33万5000ユーロ(約5460万円)にとどまったとし、「もしマルシャンが香港生まれであれば、280万ユーロ(約4億5600万円)を稼いでいたことになるが、実際に受け取ったのは、その11%強の金額に過ぎなかった」と指摘している。

 また2位には、“性別騒動”で話題となった台湾女子ボクサーのリン・ユーティンが入り、65万5000ユーロ(約1億700万円)を獲得。トップ10に入った選手は、マルシャンを除けば全てアジア地域の選手となっている。

 同メディアは信用事業大手『MONEYME』社CEOのクレイトン・ハウズ氏の見解として「パリオリンピックでは、世界中のアスリートが直面している認識や報酬の構造の違いを反映して、さまざまなスポーツや種目で賞金に大きな差が見られた」とのコメントを紹介。アジアや欧州の一部では多額の金銭的インセンティブを提供している一方、英国や一部の北欧諸国、オーストラリア、ニュージーランドなどではより控えめな報酬となっているという。

 日本ではオリンピックの報奨金はJOC(日本オリンピック委員会)から労いの意味で金メダルに500万円、銀メダルに200万円、銅メダルに100万円が贈られ、その他に競技団体ごとに贈られる場合がある。

『Inside the Games』が発表したパリ五輪におけるメダル報奨金のトップ10選手は以下の通り。

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1 チャン・カロン(フェンシング男子フルーレ個人/香港/金1個)70万ユーロ=約1億1400万円
  ビビアン・コン(フェンシング女子エペ個人/香港/金1個)70万ユーロ
3 リン・ユーティン(ボクシング女子/台湾/金1個)65万5000ユーロ=約1億700万円
  ヤン・リー&ワン・チーリン(バドミントン男子複/台湾/金1個)各65万5000ユーロ
6 カルロス・エドリエル・ユーロ(体操男子/フィリピン/金2個)36万5000ユーロ=約5950万円
7 ホーギー・シボーン・ベルナデット(競泳女子/香港/銅2個)35万ユーロ=約5700万円
8 潘 展楽(競泳男子/中国/金2個・銀1個)34万ユーロ=約5540万円
  孫 穎莎(卓球女子/中国/金2個・銀1個)34万ユーロ
10 レオン・マルシャン(競泳男子/フランス/金4個・銅1個)33万5000ユーロ=約5460万円

構成●THE DIGEST編集部
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