男子バレーボール日本代表の石川祐希が8月16日に放送されたTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ 2時間SP」に出演し、準々決勝で敗れたイタリア戦を振り返った。
52年ぶりの金メダル奪還を目指した日本は予選リーグを突破したが、準々決勝のイタリア戦でフルセットの末に敗北。第1、2セットを連取して勝利に王手をかけたが、第3セットは24-21からまさかの逆転負け。そのまま3セットを連取され、「あと1点」の壁に阻まれる悪夢の大逆転で涙をのんだ。
予選リーグは調子やパフォーマンスが良くなかった石川は「キャプテンとして周りを気にしすぎていた。チームメイトの表情、雰囲気だったり、そこを気にしすぎていた」と反省し、イタリア戦では気持ちを入れ替え32得点と大爆発。「決勝トーナメントは負けたら終わりなので、もうやるしかない」と不退転の決意で臨み、攻撃をけん引した。
石川は第3セットでマッチポイントを握ったとき、「これいける!って思いました」と率直な心境を告白。だが、イタリアが底力を発揮してこのセットを落とすと、流れが相手に傾いた。「いけるって思って隙が出てしまったのか。それとも1点を取りにいこうと思っていつも以上に力んでしまったり、攻撃に入ろうとしすぎて守備が疎かになってしまったりだとか、振り返れば(敗因は)あると思います」と振り返った。
また、他の競技を見て感じた部分として、「必死さっていうところにフォーカスしすぎていたというか。1点を取らないと!っていう思いになりすぎていた。いろんな競技のメダルマッチを見ていると、そう思いましたね」と付け加えた。
予選リーグ初戦のドイツ戦、そしてベスト8のイタリア戦でも勝ち切れるところで、「あと1点」が取れずに落とした試合だった。「いつもだったら取れていた。これがオリンピックの独特の雰囲気なのかと、あらためて感じたところもある。結果が伴ってないところを見ると、自分たちの実力とオリンピックでパフォーマンスを発揮する能力が足りなかった」と、初の有観客の中で行なうオリンピックの試合の難しさを痛感した。
勝ち急いでしまった結果、苦汁を味わった石川は「その経験をどう生かすか。あと1点の状況でも、心の底から楽しめるような準備をする。そういうメンタルを身に付けることを、ここからの4年で高めることが大事」と強調。「個人的な意見ですが」と前置きしたうえで、「メダルを目指して戦いたい。オリンピックでしか返せないものがある。ロサンゼルスオリンピックをひとつの目標にして進んでいきたい」と、4年後への新たな決意を語る場面もあった。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「石川祐希選手に責任はない」パリ五輪で退任したブラン監督が主将を擁護! 選手たちの夢を叶えられず「本当に悲しい」【男子バレー】
【関連記事】眞鍋政義監督が日本女子バレーに抱く"危機感"。パリ五輪予選敗退は「これが我々の実力だったのだと今は真摯に受け止めている」
【関連記事】「どうか、愛のある応援を」バレー協会・川合俊一会長がアスリートへの誹謗中傷に対して"異例"の声明「百発百中の成功はありません」【パリ五輪】
52年ぶりの金メダル奪還を目指した日本は予選リーグを突破したが、準々決勝のイタリア戦でフルセットの末に敗北。第1、2セットを連取して勝利に王手をかけたが、第3セットは24-21からまさかの逆転負け。そのまま3セットを連取され、「あと1点」の壁に阻まれる悪夢の大逆転で涙をのんだ。
予選リーグは調子やパフォーマンスが良くなかった石川は「キャプテンとして周りを気にしすぎていた。チームメイトの表情、雰囲気だったり、そこを気にしすぎていた」と反省し、イタリア戦では気持ちを入れ替え32得点と大爆発。「決勝トーナメントは負けたら終わりなので、もうやるしかない」と不退転の決意で臨み、攻撃をけん引した。
石川は第3セットでマッチポイントを握ったとき、「これいける!って思いました」と率直な心境を告白。だが、イタリアが底力を発揮してこのセットを落とすと、流れが相手に傾いた。「いけるって思って隙が出てしまったのか。それとも1点を取りにいこうと思っていつも以上に力んでしまったり、攻撃に入ろうとしすぎて守備が疎かになってしまったりだとか、振り返れば(敗因は)あると思います」と振り返った。
また、他の競技を見て感じた部分として、「必死さっていうところにフォーカスしすぎていたというか。1点を取らないと!っていう思いになりすぎていた。いろんな競技のメダルマッチを見ていると、そう思いましたね」と付け加えた。
予選リーグ初戦のドイツ戦、そしてベスト8のイタリア戦でも勝ち切れるところで、「あと1点」が取れずに落とした試合だった。「いつもだったら取れていた。これがオリンピックの独特の雰囲気なのかと、あらためて感じたところもある。結果が伴ってないところを見ると、自分たちの実力とオリンピックでパフォーマンスを発揮する能力が足りなかった」と、初の有観客の中で行なうオリンピックの試合の難しさを痛感した。
勝ち急いでしまった結果、苦汁を味わった石川は「その経験をどう生かすか。あと1点の状況でも、心の底から楽しめるような準備をする。そういうメンタルを身に付けることを、ここからの4年で高めることが大事」と強調。「個人的な意見ですが」と前置きしたうえで、「メダルを目指して戦いたい。オリンピックでしか返せないものがある。ロサンゼルスオリンピックをひとつの目標にして進んでいきたい」と、4年後への新たな決意を語る場面もあった。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「石川祐希選手に責任はない」パリ五輪で退任したブラン監督が主将を擁護! 選手たちの夢を叶えられず「本当に悲しい」【男子バレー】
【関連記事】眞鍋政義監督が日本女子バレーに抱く"危機感"。パリ五輪予選敗退は「これが我々の実力だったのだと今は真摯に受け止めている」
【関連記事】「どうか、愛のある応援を」バレー協会・川合俊一会長がアスリートへの誹謗中傷に対して"異例"の声明「百発百中の成功はありません」【パリ五輪】
関連記事
- 「多くの人が失望している」新競技ブレイキン、2028年ロス五輪“不採用”にアメリカもがっくり…米国ヒップホップ界の重鎮は「復活を再考してほしい…」と熱望
- 「まったく別人の美女だ...」性別問題で揺れる女性ボクサーが披露した“バッチリメイクの大変身”にネット騒然! ふたたび賛否が渦巻く【パリ五輪】
- 「ベッドのシーツ交換は初日だけ…」豪金メダリストが選手村での“舞台裏エピソード”を明かす「不潔な環境だった」「トイレットペーパーも4日に1つ」【パリ五輪】
- 「日本最高。選手村どえらかった」女子バスケ宮崎早織の“不満ぶっちゃけ”にファンの心配止まらず「どれだけ過酷だったんだ...」【パリ五輪】
- 「無数の傷や黒い斑点が...」米フェンシング選手が新たな“メダル劣化被害”を報告!わずか数日で「もう100%に見えない」と嘆く【パリ五輪】