日本のエースが絶好調だ。

　現地８月17日、米男子ゴルフ・プレーオフ第１戦『フェデックス・セントジュード選手権』の第３ラウンドがテネシー州メンフィスのTPCサウスウィンドで行なわれ、首位タイから出た松山英樹は、１イーグル、５バーディ、１ボギーの「64」を記録。２位のニック・ダンラップ（米国）に５打差をつけ、通算17アンダーの単独トップで最終日を迎える。

【画像】日本男子初の銅メダル！パリ五輪・ゴルフで快挙を成し遂げた松山英樹を特集！ 　パリ五輪で日本男子初の銅メダルを獲得し、今大会も勢いが止まらない松山。幸先よくバーディ発進したこの日は、続く２番でボギーを喫するも、３番でイーグル、７番でバーディを奪って後半へ。以降も11、13、16番でバーディをマーク。２月の『ジェネシス招待』に続く今季２勝目、ツアー通算10勝目に王手をかけた。

　好調を維持する松山には、周囲も賛辞を惜しまない。通算10アンダーの４位タイにつけたパリ五輪金メダリストのスコッティ・シェフラー（米国）は、「ヒデキにプレッシャーをかけられるよう全力を尽くすつもりだ」と明日のラウンドへ意気込みながらも、「もし彼が明日も５、６アンダーでプレーすれば、追い抜くのはかなり難しいだろう」と話している。

　さらに、通算11アンダーの３位に浮上した前年王者ビクトル・ホブラン（ノルウェー）は、強風、硬いフェアウェイなどコースコンディションの難しさに触れながら、「本当に印象的な内容だ。今日は簡単じゃなかった」とコメント。首位と６打差で最終日に向かうが、「彼は明らかに上手くいっている」と日本の32歳を絶賛していた。

　節目の10勝目をはっきりと視界に捉えている松山。注目の最終ラウンドは、日本時間19日午前２時40分にティオフ予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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