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「レッドブル昇格候補に選ばれないのがますます不可解に...」角田裕毅の成熟ぶりを米メディアが高評価!「これまでで最も完全なシーズン」

THE DIGEST編集部

2024.08.21

F1はオランダGPから後半戦が開始。角田の奮闘に期待したい。(C) Getty Images

 F1は1か月間のサマーブレイクを終えて、今週末にオランダで再開される。各ドライバーは後半戦に向けての準備に余念がない。

【動画】「角田がクラッシュ~~~!!!」
 ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は14戦を終えた時点で、予選では8度のQ3進出、決勝は7度(スプリントを含めれば8度)の入賞を飾り、計22ポイントを獲得。ニコ・ヒュルケンベルク(ハース)と同ポイントでドライバーランキング12位と、中団勢ではトップにつけている。

 手ごわいライバルになると見られていたチームメイトのダニエル・リカルドに対しても、予選で9勝5敗、決勝では8勝5敗1分けと優位性を示すなど、ここまで充実のF1キャリア4年目を過ごしている彼は、過去3シーズンよりはるかに早い時期に来季の契約延長を勝ち取った。

 アメリカのスポーツ専門メディア『The Athletic』は、前半戦を総括する記事において、「最も改善されたドライバー」のひとりにこの日本人ドライバーを選定し、「F1で年月を重ねるごとに、角田は成熟している。もっとも、無線での怒りを少し抑える必要はあるが...。これまでで最も完全なシーズンを過ごしており、RBに重要なポイントをもたらしている。この調子で残りのレースを走り抜ければ、レッドブルのドライバー候補に全く選ばれなかったことが、ますます不可解に思えるだろう」と評している。

 シニアチームであるレッドブルのセルジオ・ペレスがなかなかパフォーマンスを上げられずにいるため、彼の去就をめぐっては様々な憶測が流れており、各国メディアがその後釜候補を予想しているが、最も結果を残しているように見える角田については、人事で決定権を持つとされるクリスチャン・ホーナーがこの日本人ドライバーの精神面に不安を拭えないでいるという理由で、争いではリカルド、そしてリザーブドライバーのリアム・ローソンの後塵を拝していると報じている。

 この件について、レッドブルのチーフエンジニアであるポール・モナハンは、「我々(レッドブルグループ)のドライバーなら、誰でも代役を務めることができると思う。リアムもそうだし、ユウキもそうだし、ダニエルもそうだし、チェコ(ペレス)もそうだ。彼らは全員、レッドブルの車をドライブする能力がある。しかしこの件は、クリスチャンとヘルムート(・マルコ顧問)の問題だ」とのコメントを残した(英国の日刊紙『EXPRESS』より)。
 
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